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中国が防空識別圏を設けた理由の一つは、アメリカの無人偵察機グローバルホークへの牽制ではないか、という見方がある。

 

ふつう軍用無人機は攻撃能力をもつ。しかし、グローバルホークはいってみれば素手。もっぱら情報収集が目的である。

 

それでも中国がグローバルホークを警戒するのは、その高度。18000㍍の高さまで飛ぶことができる。

 

地上でも上に上がるほど、遠くが見える。無人偵察機も同じで、高度が上昇するにつれて、見える範囲も広がってくる。相手も見えにくいのでバレない。

 

これでは、中国の内陸部が丸見えになってしまうのではないかと、中国は恐れているのだ。

 

それにしても軍用無人機の技術革新はすさまじい。

 

グローバルホークを苦々しく思っている中国だって、けっこう軍用無人機研究に熱心で実際に多数保有している。

 

どの国も、パイロットの命を大切にしたいと思っている。

 

ひょっとしたら、そう遠くない将来、空軍の主力は無人機になるかもしれない。

 

〔フォトタイム〕

 

駒形橋その6

隅田川は、人々の心をなごませてくれます。

 

 

 

 

中国との関係で韓国とオーストラリアの両トップが対照的な動きを見せている。中国べったりの韓国大統領、中国離れのオーストラリア首相。

 

ヨソの国の外交政策をギャンブルにたとえるつもりはサラサラないけれど、これはある種の賭けのようなものだ。

 

3年ぶりにオーストラリアの首相に返り咲いたラッド氏は中国語が堪能である。

 

しかし、ラッド氏の本心は中国より日本だ。

 

韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領も中国語ではラッド氏に負けない。

 

こちらは、周知のように日本を袖にして中国にすり寄っている。

 

両国トップの賭けは、近い将来に結果があらわれるかもしれない。明と暗がくっきりと浮かび上がる公算が高い。

 

どっちがどうなるかは、神のみぞ知る、である。

 

〔フォトタイム〕

 

秋葉原の駅前ビルにあった広告その2

おや、マイケル・ジャクソンじゃありませんか。

 

 

海外旅行をしていると、名所旧跡や風光明媚なところで婚礼衣装のカップルをよく見かける。ウエディングドレス姿でパートナーに寄り添う花嫁さんは結婚式場からたったいま直行したようなシアワセいっぱいの表情だが、式はまだ先のこと。

 

これは結婚するカップルの記念のアルバムづくりの一コマ。いつだったか、皇居のお堀端で撮影していたのを見かけたことがある。世界的な風潮で、なかにはスタッフが数人同行している本格派も見受けられる。ビジネスとしてやっていけるのだ。

 

「ニューズウイーク日本版」625日号によれば、野外ではなく室内で撮影できる、愛のカップルのための専用写真館を初めてひらいたのは台北で、それが90年代に中国に伝わったという。

 

そして、いまこのウエディングスタジオが中国では人気で、上海では1つの区にいくつも写真館があるほどの繁盛ぶりとか。

 

記事によれば、<専門の写真館は競って、冬の庭園、ヨーロッパの城、教会、ギリシャの島……と映画セット並みに凝った舞台を用意。ドラマの主人公になり切ってポーズを取るかれらは、まるで俳優かモデルだ。費用は安くて3000元(約47000円)で、13万元(約200万円)という高価なパックもある>

 

中国のウエディングスタジオは、どうやら成長産業の一つらしい。

 

<最大手である上海郊外のオンリー・フォトではフロア3階分に数々のセットを用意しており、1日に80組のカップルが撮影できる。カップルの夢をかなえるためにメーキャップアーティスト、美容師、衣装デザイナー、カメラマン(60人も!)など300人が働いている>

 

ウエディングスタジオは、すでに日本にもあるのか。それともまだなのか。あるいは、中国と比べればあまり見栄っ張りではない国民性からして日本ではビジネスにならないのか。そのへんも知りたいところだ。

 

〔フォトタイム〕

 

堀切菖蒲園その2

「菖蒲を見ていると、癒される」という人がいましたが、ほんと、そうですね。

 

 

NHKニュースによれば、きょうの午前10時ごろ、愛知県春日井市で79歳の女性がホームから転落したという。女性は、線路の上に仰向けになってしまった。そこへ電車が入ってきた。

 

助けを求める間もない、一瞬の出来事だった。まさに危機一髪。

 

手元の大辞泉をひらくと、危機一髪とは、<髪の毛一本ほどのごくわずかな差で危機におちいりそうな危ない瀬戸際>とある。

 

おばあちゃんのそのときの気持ちを思うと、切ない。

 

電車は女性の上を通過し、30㍍ほど走って停車した。女性はぶじだった。レールとレールの間にいたのがさいわいした。

 

線路に落ちた際、右足を骨折したが、電車の通過にもかかわらず命拾いしたのだ。こちらまで、思わずほっとするようなニュースだった。

 

〔フォトタイム〕

 

浅草公会堂その7

高層ビルも見えました。

 

 

3年前、衆院選を目前にしていた頃、連日のようにテレビに出ていた某政治家の名前がどうしても思い出せない。かれは大臣にもなった。代表選にかれを担ぎ出そうという一派もあった。

 

将来の民主党を背負う人材と見られていたこの政治家が、ぱったりとテレビから姿を消した。要するに、お呼びがかからないのだ。

 

それにひきかえ、政党の幹部はテレビ局からひっぱりだこだ。大政党にいたら、陣笠クラスにすぎないのが、中クラス政党の幹部になれたおかげで、得意げにしゃべりまくっている。

 

なるほど、多党化時代が出現した背景には、テレビへの登場というメリットがそれとなく作用しているのかもしれない。

 

いくら駅前で朝立ちをつづけたところで、かたわらを通りすぎる人たちの数は知れている。しかも、ほとんどは、ふりむきもされない。

 

その点、テレビの威力は絶大だ。したがって選挙を戦う人たちにとって、テレビにどう登場するかが、きわめて重要になってくる。

 

結局、そこそこの政党をつくって、その幹部になるのがいちばん手っ取り早いのだ。

 

〔フォトタイム〕

 

JR新橋駅前広場その6

昔は、駅のことを停車場といいました。古い機関車のある新橋駅前広場には、いまも停車場という雰囲気がすこし残っています。

 

 

 

 

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