中国が防空識別圏を設けた理由の一つは、アメリカの無人偵察機グローバルホークへの牽制ではないか、という見方がある。

 

ふつう軍用無人機は攻撃能力をもつ。しかし、グローバルホークはいってみれば素手。もっぱら情報収集が目的である。

 

それでも中国がグローバルホークを警戒するのは、その高度。18000㍍の高さまで飛ぶことができる。

 

地上でも上に上がるほど、遠くが見える。無人偵察機も同じで、高度が上昇するにつれて、見える範囲も広がってくる。相手も見えにくいのでバレない。

 

これでは、中国の内陸部が丸見えになってしまうのではないかと、中国は恐れているのだ。

 

それにしても軍用無人機の技術革新はすさまじい。

 

グローバルホークを苦々しく思っている中国だって、けっこう軍用無人機研究に熱心で実際に多数保有している。

 

どの国も、パイロットの命を大切にしたいと思っている。

 

ひょっとしたら、そう遠くない将来、空軍の主力は無人機になるかもしれない。

 

〔フォトタイム〕

 

駒形橋その6

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