中国で、「未富先老」ということばが聞かれるようになったという。ここには社会保障制度が整わないうちに高齢化社会を迎える中国の将来が暗示されている。

 

現在、中国には60歳以上の高齢者が約2億人いる。日本の総人口は12779万人だが、それをはるかに上回る高齢人口をかかえているのだ。

 

中国では一応年金制度はあるが、農村の場合、月に最低55元(約825円)とか。

 

軍拡に惜しげもなく財源を投入する中国共産党政権だが、農民の老後への配慮はいま一歩だ。

 

昔は、子どもが老親のめんどうを見ていた。しかし、中国共産党政権の一人っ子政策は、伝統的な社会構造をこわしてしまった。

 

あと3年もすれば、中国の人口は減少に転じるといわれている。労働人口は減り、高齢人口がふえていく。日本がたどった道を中国もまたたどることになるのだろう。

 

〔フォトタイム〕

 

隅田川その4

隅田川は東京湾にそそぐ一級河川で、全長235㌔だそうです。