日本時間のきょう午後1時半ごろ、エジプトのルクソールで21人が乗る熱気球が火災をおこし、日本人4人を含む18人が死亡した。

 

日本人4人は、60代の2組の夫婦だという。上空で思わぬ惨事に遭った人たちの恐怖は、ことばでは言い尽くせるものではあるまい。

 

熱気球の火災状況、係員やイザというときの救命用具の有無、高度、脱出口といった内部構造など、現時点ではなにもわからない。

 

救命用具といえば、熱気球に乗る際は、ヘルメットをかぶるのが義務づけられているという話を聞いたことがある。しかし、今回のような火災ではヘルメットというのは、あまりにも頼りない。

 

18人が死亡し、3人が助かったが、一体、生死をわけたのは、なんだったのか。

 

助かった3人は、熱気球から脱出した。しかし、脱出した人たちはほかにもいたはず。明暗をわけたのは、落下地点だったのか。

 

生存者からいずれ詳しい証言が聞かれるだろうが、そういえば、以前、「バーナーというのはおっかないから、熱気球には乗らないほうがいい」といった人がいたのを思い出した。

 

〔フォトタイム〕

 

国立新美術館その2

堂々としたアプローチです。