先日、社民党を離れて日本未来の党へ入った阿部知子さんが、党の分裂騒動を成田離婚に例えていた。ハネムーンから帰国した成田でかんたんに別れてしまうようなものというのだから、なさけない話だ。

 

利用者の個人的な事情とはなんの関係もない成田空港にとっても、こういうマイナスイメージのたとえは迷惑な話であろう。

 

その点、きょうのテレビニュースは成田離婚よりずっとマシな話を伝えていた。

 

海外へ行く人たちがきょう1日で4万人以上が成田空港から飛び立つというのだ。

 

経済というのは、ある面ではとても情緒的で、こういう活気のある情景がマジックのように作用してさらに景気を呼び込むことがある。

 

逆の場面を想像すれば、よくわかる。年末年始の長い休暇の初日に、空港や新幹線がガラガラだったら目も当てられないのだ。

 

きのうの株価もそうだが、心がはずむようなプラスイメージが重なっていけば、大勢の人々の気持ちも前向きになっていく。

 

願わくば、この年末年始、景気のよいシーンが折々にテレビに登場してほしいものだ。

 

〔フォトタイム〕

 

増上寺の三門その6

交差点を越えて真っ直ぐ行けば、右手にJR浜松町駅があります。