グループで和食の店へ行く機会があった。そのなかに箸の使い方が上手な人がいた。そこでかねてより疑問に思っていた「逆さ箸」について聞いてみた。

 

宴会などで大きな皿に盛られた料理を自分の箸で取るとき、箸を逆にする人がすくなくない。汚れたほうを避ける、この作法がマナーにかなっているのか、ずっと気になっていたのだ。

 

その人の考えはこうだった。

 

「ぼくはマナーの先生じゃないから、正しい作法はわからないけれど、箸を逆にするのは賛成できないな。自分の手がふれたかもしれない箸の上の部分で料理をつかむのだから失礼だし、衛生上も好ましくないよ」

 

やっぱりそうか、とナットクした。それに逆さ箸というのは、見た目にもあまり格好がいいものではない。

 

では、実際に同じような場面になったら、どうするか。

 

その人のアドバイスは、「親しい間柄であれば遠慮なく自分の箸で取って構わないし、そうでないときは店員に取り箸を頼めばよい」というものであった。

 

マナー専門家の意見は、どうなのだろう。

 

〔フォトタイム〕

 

JR目白駅その6

改札口を出ると、途端に視界が広がるのがJR目白駅の特徴です。