どういう意図があったのか。韓国政府は、最近、DMZ(非武装地帯)へのプレスツアーを催したという。そこに参加した記者のルポが、けさの朝日新聞に載っていた。

 

ひとまず、記事を抜粋しておく。

 

<水田や高麗ニンジン畑がつづくなか、赤い小さな札が揺れていた。全部で三〇〇万個ともいわれる地雷の存在を告げる標識だった。区域内にある韓国軍基地を通り過ぎた。門には、「刺し殺せ金正日(キム・ジョンイル)、殴り殺せ金正恩(キム・ジョンウン)」のスローガンが二人の似顔絵と共にかかっていた>

 

それにしても、ずいぶん、どきついスローガンである。当然、これらの情報が北朝鮮へ伝わっても構わない、という前提のうえでの報道陣への公開であろう。

 

<頑丈な鋼鉄の網のなかに、もうひとつ、ゴム製の網。侵入者を告げるセンサーだった。高圧電線もある。数㍍間隔で、両側が色ちがいの小さなプラスチック片が結わえてあった。兵士がその地点の巡察を終えるたびに、小片をひっくり返していく>

 

ここまで手のうちをみせたのは、どういうことなのか。韓国軍は、これほどきめ細かく警備をしている、ということを北へ知らせたかったのか。それとも、単なる背景説明ていどの企画だったのか…。

 

いずれにしろ、昨今の朝鮮半島は、どうも落ち着きがない。それだけにこういった記事が、韓国当局のアブナイ挑発として北に受け取られる可能性は否定できない。

 

〔フォトタイム〕

 

隅田川テラスその1

今週は、ほんの一部ですが、隅田川沿いを歩いてみました。