昨年の夏、東京の隅田川べりの民家で、見事なヘチマのカーテンをみつけた。屋根までからんで壮観であった。

 

ヘチマといえば、お風呂のタワシを思い出すが、年配の人たちのなかには食卓のヘチマが記憶に残っている人もいるはず。

 

一年前の夏、わが家では、アサガオのカーテンがダイニングルームの窓際を覆ってくれた。ブルーの花を中心に、いくつかの色どりのアサガオを愛でるのが、朝の楽しいひとときとなった。

 

ことしは、例年になくヘチマやアサガオなどをあちこちでみられそうだ。

 

緑のカーテンは、けっこう遮光効果があって、うまくすれば、10度くらい室内温度をさげるという。つる性の植物が夏場の節電に注目されているユエンである。

 

日本経済新聞の土曜の定番<何でもランキング>は、けさは、<初心者におすすめの「緑のカーテン」>。園芸に詳しい専門家や流通関係者ら12人に評価してもらってつくったランキングとか。

 

1位、ゴーヤー

2位、アサガオ

3位、ヘチマ

4位、フウセンカズラ

5位、キュウリ

6位、ツルインゲン

7位、パッションフルーツ

8位、ヒョウタン

9位、ツルムラサキ

10位、ブドウ

 

やっぱり、ゴーヤーが一番人気だった。というのは、先日、知り合いの花屋さんから、「ゴーヤーは、売れて売れて、もうありません」と聞いていたから。

 

緑のカーテンには光をさえぎったり、癒しの効果のほかに、野菜や果実を手にできるという効用もある。ブドウなどは、果物としてはとても魅力的だが、初心者にはちょっと手入れがむつかしそうでもある。

 

〔フォトタイム〕

 

全国町村会館その6

国会議事堂や首相官邸は、左手の方角にあります。