ジワジワと拡大していくのか、それとも強圧的な操作で沈静化の方向にむかうのか。
北京政権の張りつめた空気が感じられるほどだ。
いずれにしても中国ジャスミン革命の動向のカギを握るのは、農民や学生であり、ウイグル族やチベット族など少数民族、あるいは社会の底辺で貧困にあえぐ層などであろう。
そんなことを考えていて、ふと思ったのは、中国軍の存在。
チュニジアやエジプトの場合、体制の崩壊に軍隊の動きが決定的な役割を果たした。ならば、そのとき、中国軍はどう動くのか。
こういう問題提起自体、中国政府にとっては不快きわまりないであろうが、他国にしてみれば、とても関心度の高い設問である。
もっとも、わたし自身は、「そのとき、中国軍はどう動くのか」という問いになんの見解も持ち合わせていない。
ただ、考えるヒントとして、「人民解放軍は中国共産党の軍隊である」という事実を指摘することはできる。
あの巨大な中国軍が、一政党の兵隊。
ありていにいえば、人民解放軍は、中国国家主席の命令があっても動かない。最高司令官として人民解放軍を指揮できるのは、中国共産党中央軍事委員会主席だけである。
そんなバカなと思われるかもしれないが、現在の中国共産党総書記は党中央軍事委員会主席であり、国家主席でもあるので、なんの支障もない。
国家主席と党軍事委主席が別人のときもあったが(江沢民と鄧小平、胡錦濤と江沢民)、いずれも最高実力者だった後者に事実上の指揮権があった。
ただ、大いに気になるのは、人民解放軍を指揮下におく党中央軍事委員会にシビリアンがふたりしか入っていないこと。
現在でいえば、胡錦濤主席と習近平副主席がシビリアンで、あとは軍人ばかりだ。心配症の性分で、有事の際のシビリアンコントロールは大丈夫なのか、と、仮定の問題なのに、そんなことまで心配してしまった。
〔フォトタイム〕
神田明神その7
正月の神田明神のお馴染みの風景です。
コメント
コメント一覧 (27)
紅軍の国軍化に期したのですが、消えたようですね
国軍化の出てきた途端軍がメディアに出てくる頻度が
上昇したようです
ただ、軍事強国になるための核心産業である農業、
農産品の自給能力が経済成長の余波を受け
疲弊してきているので少し安心しています
どのような動きをするか注視して行きたいですね
銃を向けるのは判りきったことです。
他国の虐殺には非難しても、共産党体制を守るためなら知らぬ存ぜぬで通すでしょう。
天安門事件を持ち出すまでもありませんね。
そのときより今の方が、アメリカを含め世界が中国マネーに牛耳られてるから
民主化の圧力をかけるのは難しくなってるでしょう。
薬物や信仰を除いて、とはいえますが、健全な人が同じ信仰を持つ民族を害するのは得てして軍人でも難しいようです。
そんなわけでリビアは外国人部隊を使います。
中国で言えば、キーポイントは軍の成り立ちではなく、反乱を起こす人たちがどのような民族で軍の人たちがどのような民族なのか、ということかもしれないです。
結局の所、中国も軍次第って所でしょうか。
した。
国民の軍隊というのは金輪際在り得ません。
>安保理の議長国としてリビアや中東の政変に
どのような動きをするか注視して行きたいですね
これは注目すべきですね。
>共産党に刃向かうモノが居れば、共産党の私軍ですから相手が人民だろうと銃を向けるのは判りきったことです。
そこのところが、実際にはどうなるか、ですね。
>中国に問わず、同じ民族の人間に危害を加えることは人間の本能として難しいようです。
そう信じたいですね。朝鮮半島は、例外であった、と。
>軍大幹部の野心を満足させているか否かが鍵ですな。
結局の所、中国も軍次第って所でしょうか。
そのとおりだと思います。
>国民の軍隊というのは金輪際在り得ません。
さあ。
> ただ、考えるヒントとして、「人民解放軍は中国共産党の軍隊である」という事実を指摘することはできる。
> あの巨大な中国軍が、一政党の兵隊。
> ありていにいえば、人民解放軍は、中国国家主席の命令があっても動かない。最高司令官として人民解放軍を指揮できるのは、中国共産党中央軍事委員会主席だけである。<
中国の暴力装置だある兵力について、中国が創造的な変革を目指して中華人民共和国憲法と中華人民共和国国防法を制定・改定をしても、法律を蔑ろにするような認識を世間が持っている限り、実相は諸法の規定通りに変革することが困難である事は、日本国憲法や日米安全保障条約や自衛隊法などの諸法と在日米軍や自衛隊が実施する活動の実相から明らかな事実です。
先ず、『中华人民共和国宪法(中華人民共和国憲法)』(1982年12月4公布・施行)の93条に「中华人民共和国中央军事委员会领导全国武装力量(中華人民共和国の中央軍事委員会は全国の武装力量を指導する)と規定されています。
http://www.gov.cn/gongbao/content/2004/content_62714.htm
次に、『中华人民共和国国防法(中華人民共和国国防法)』(1997年3月14日公布・施行)の第22条に「中华人民共和国的武装力量,由中国人民解放军现役部队和预备役部队、中国人民武装警察部队、民兵组成(中華人民共和国の武装力量は、中国人民解放軍現役部隊と予備役部隊、中国人民武装警察隊、民兵から構成する)」と規定されています。
http://www.npc.gov.cn/wxzl/gongbao/2000-12/05/content_5004681.htm
故に、中国人民解放軍現役部隊と予備役部隊、中国人民武装警察隊、民兵は、法律上は中華人民共和国の中央軍事委員会の指揮下にあることは明白ですが、中華人民共和国の中央軍事委員と中国共産党中央軍事委員を兼務者が大勢を占めているのが実態ならば、実相を見誤るかもしれませんが…。
余談ですが、大島信三様は、日本国の自衛隊が、政府与党の党首または米国国防総省の指揮下にあるという認識をお持ちですか???
ただし、漢民族が少数民族(ウイグル族やチベット族)を弾圧するのは可能という意味合いも示唆しています。
これは、米国入植者がインディアンを追い詰めた歴史や、日本におけるアイヌ人に対する文化的弾圧などが例としてあげられます。
あと、朝鮮の例でいえば、王政のなかで法規を犯したものに対する罰としての殺戮は、同じ民族でも良くあるようです。
王政維持、王政絶対服従という宗教に似た感覚が根底にはあるのかなと思います。
日本で言えば切り捨て御免、生類憐みの令などがあります。
1976年4月5日の天安門事件や1989年6月3~4日の天安門事件よりも後に制定された『中华人民共和国国防法(中華人民共和国国防法)』(1997年3月14日公布・施行)の序言に「社会主义的建设事业必须依靠工人、农民和知识分子,团结一切可以团结的力量。在长期的革命和建设过程中,已经结成由中国共产党领导的,有各民主党派和各人民团体参加的,包括全体社会主义劳动者、社会主义事业的建设者、拥护社会主义的爱国者和拥护祖国统一的爱国者的广泛的爱国统一战线,这个统一战线将继续巩固和发展。中国人民政治协商会议是有广泛代表性的统一战线组织,过去发挥了重要的历史作用,今后在国家政治生活、社会生活和对外友好活动中,在进行社会主义现代化建设、维护国家的统一和团结的斗争中,将进一步发挥它的重要作用。中国共产党领导的多党合作和政治协商制度将长期存在和发展(社会主義の建設事業は、労働者や農民と知識人に依ることが必須であり、可能な限りの全ての力量を以って団結する。長期での革命と建設過程の中で、中国共産党の領導を経て結成した、各民主諸党派と各人民団体が参加する、包括全体社会主義の労働者、社会主義事業建設者、社会主義を支持する愛国者と祖国統一を支持する愛国者を含む広範な愛国統一戦線が有り、この統一戦線を引き続き強化し発展させる。統一戦線の組織で中国人民政治協商会議は広範な代表性があり、過去重要な歴史効果を発揮して、今後国家の政治生活や社会生活と対外活動の中で、社会主義現代化建設を行い、国家統一の保護と団結的闘争の中で、更にその重要な効果を発揮する。中国共産党が領導する多党合作と政治協商の制度は長期にわたり存在して発展する)と唱えられています。
故に、中華人民共和国の国家統一と団結的闘争を妨害する暴動があれば、中国共産党が『領導(統率して指導すること)』する中華人民共和国中央軍事委員会の『領導』に従って、中華人民共和国中央軍事委員会主席の指揮命令の下に、中国人民解放軍現役部隊と予備役部隊、中国人民武装警察隊、民兵などが動くのが当然で、其れに逆らえば反乱・謀叛に相当するが、現在の中国の体制が崩壊する時機には、軍隊が現実にどう動くかは分かりませんが、体制が崩壊するということは、軍隊は体制を保護する機能が無効になるという事だと、私は推量します。
≪続く≫
2011/02/28 19:16の続き
因みに、1982年12月4に中華人民共和国の憲法が制定され、1997年3月14日に中華人民共和国国防法が制定されて以降、中華人民共和国中央軍事委員会主席の交代は、中国共産党中央軍事委員会主席の交代よりも、慣例的に数ヶ月先行しているようですね、理由は分かりませんが…。
中国共産党中央軍事委員会主席
毛沢東 (1945年8月 - 1976年9月9日)
華国鋒 (1976年10月7日 - 1981年6月29日)
鄧小平 (1981年6月29日 - 1989年11月9日)
江沢民 (1989年11月9日 - 2004年9月19日)
胡錦濤 (2004年9月19日 - )
中華人民共和国中央軍事委員会主席
鄧小平 (1983年6月6日 - 1990年3月19日)
江沢民 (1990年3月19日 - 2005年3月8日)
胡錦濤 (2005年3月13日 - )
そういうことですか。
>中華人民共和国中央軍事委員会主席の交代は、中国共産党中央軍事委員会主席の交代よりも、慣例的に数ヶ月先行しているようですね、理由は分かりませんが…。
面白い発見ですね。
>まあ、判る必要は、全くないので、まあ、いいだろう。
そういうことにしましょう。
> コメントを見る限り、コメアホ以外、ここでコメントをなさるいざファンは、全員餅つきクンと同様に、中国のことを全くわからぬ、勿論中国人民解放軍のことも全く理解出来ぬよね。<
中国の正当な政府が、中華民国のころは中国のことを分かっていたつもりですが、1971年10月25日に中華人民共和国になってからは中国のことはさっぱりわからなくなりましたね、確かに…。
そもそも、国共合作により、1937年8月に中国工農紅軍が『国民革命軍第八路軍(のちに"国民革命軍第十八集団軍"と改称)」として国民政府指揮下に編入され、1947年に第二次国共合作が崩壊したとき『中国人民解放軍』に編入されたものが、現在の『中国人民解放軍』の前身のひとつであるから、『中国人民解放軍』は、中国の国軍ではなく、中国共産党軍(紅軍)であったことは、揺るがし難い事実でしょうね、やっぱし。
それで、中華人民共和国は、1971年10月25日に中国の唯一正当な政府と認められてから、国家としての体裁を整えるために、1982年12月4に憲法を制定し、1997年3月14日に国防法を制定して『中国人民解放軍』の名は変えずに実を国軍にしたのでしょう、たぶん。
ま、その辺りの事情は、日本でも、明治維新で薩長連合軍が1868年に大日本帝国を建国したが、大日本帝国憲法は、1889年(明治22年)2月11日に発布、1890年(明治23年)11月29日に施行されたことなどから、類推しれば判断できるでしょう、たぶん。
> まあ、判る必要は、全くないので、まあ、いいだろう。<
隣国中国の政事・軍事に関係する事情が判らなければ利害関係も判らず、悉く国交の害を知らざる者は、則ち悉く国交の利をも知ること能わず、また、悉く国交の利を知らざる者は、則ち悉く国交の害をも知ること能わずという状況では、善隣友好平和的な国交関係の構築は不可能でしょうね、きっと…。
> To mochizukiさん
> いざファンとの交流以外、小生がリアルでも「中国通」と言われている日本の年配な方々(勿論彼らいざファンよりずっと中国に友好的な方です)をしており、彼らに対する恩返すとして、いざファンにも少々ヒントを教えましょう。
> ①全国人民代表大会(日本の衆議院相当)で、中華人民共和国中央軍事委員会主席を決める
> ②中国共産党の代表大会(民主党の党の大会に相当する)の常時理事会?で中国共産党中央軍事委員会主席を決める
> その時期を調べれば、「慣例的に数ヶ月先行している」ことを理解出来るかもしれません。
ということは、全国人民代表大会の決定を、中国共産党の代表大会で追認するということですか?
古よりの「食を足らし、兵を足らし、民が之を信ず。…古より皆死有り、民の信無ければ立たず」という『消極的な民主政治』の『方便』の主旨が脈々と引き継がれているということでしょうか…。
≫ 前身のひとつであるから、『中国人民解放軍』は、中国の国軍ではなく、中国共産党軍(紅軍)であったことは、揺るがし難い事実でしょうね、やっぱし。≪
> ーーーー
> 正確に直してあげよう。
>『中国人民解放軍』の前身は、中国共産党軍(紅軍)と共産党へ投降してきた蒋介石の私兵である。<
中華民国の蒋介石が率いた『中国国民党軍』は、私兵ではなく、中国の国軍だったでしょう、中華人民共和国が中国の唯一正当政府と認められた1971年10月25日より前は…。、
≪続く≫
2011/03/01 17:40の続き
> それより、ソビエトのレイニンご存知だろう。共産主義国の体制は、大体ソビエト体制の継承ですので、分かるでしょう。餅つき&たぶんサン。<
共産主義のソビエトは崩壊しましたよね、中華人民共和国の共産主義も破綻しているようですね。
そもそも共産主義に依る政治は“官主政治”ではないですか?
≫...善隣友好平和的な国交関係の構築は不可能でしょうね、きっと…。≪
>ーーーーー
> 日本と隣国との関係は、米国に任せているので、この間ロシアで芝居を演じたお宅の外交大臣ですら独自の隣国外交をしないのに、餅つき様まで考えても、芸能政治までのお遊びでしょう。<
確かに、日本の政治も米国追従で、“ピ、ピ、ピヨコちゃんだ、アヒルだガ~ガ~”と騒ぐしな芸のない“官主政治”でしょうね、たぶん…。
アメリカ軍はアメリカ軍需産業の産業軍だということを議論することのほうが遥かに有意義というものだ。
> 人民解放軍が中国共産党軍でも国軍でもそんなこと軍隊に変わりないじゃないの。そんなことで脳みそをかき乱されてはいけないよ。<
中国では、共産党軍も国民党軍も『軍閥(清末から中華民国時代に輩出した、軍人が私兵をもって各地に割拠した軍事勢力)』に過ぎないということは公知の事実でしょう、たぶん。
> アメリカ軍はアメリカ軍需産業の産業軍だということを議論することのほうが遥かに有意義というものだ。<
アメリカの『覇権主義(敵対国に対する侵略戦争や先制攻撃もしくは挑発して相手に攻撃させ開戦の正当性や大義を主張して同盟国や敵対国の反対勢力に対して軍事協力・経済協力を要求するなどの方便に依って領土の拡大や自国の安全保障を推進するなど、自国の実利的利害関係にのみ基づいて他国に対する対応を決定する立場または考え方)』は、軍需産業の利益のためにあるというのも公知の事実でしょう、たぶん。
> 中国では、共産党軍も国民党軍も『軍閥(清末から中華民国時代に輩出した、軍人が私兵をもって各地に割拠した軍事勢力)』に過ぎないということは公知の事実でしょう、たぶん。
■ 全ての「軍」と名の付く暴力装置はその起源は私兵なのです。
明治の日本軍も薩摩藩藩主などの私兵が起源です。国王の軍隊(私兵)が王国から共和制になったら国軍に名を変えただけです。
> アメリカの、軍需産業の利益のためにあるというのも公知の事実でしょう、たぶん。
■ 軍需産業の失業者が増えるしGDPも下がるし戦争が無ければ武器弾薬の在庫が増えるばかりで武器弾薬の新規購入予算も減るし申請は衣鉢も出来なくなる。
>それに、米国産業軍のことはすでに明らかですので、議論しても意味がござらぬ。
■ 大島さんが暇つぶしに「人民解放軍は共産党軍だ」とからかっているのだからかわれるのはアホにしておけ。
>To mochizukiさん
>■ 全ての「軍」と名の付く暴力装置はその起源は私兵なのです。
>明治の日本軍も薩摩藩藩主などの私兵が起源です。国王の軍隊(私兵)が王国から共和制になったら国軍に名を変えただけです。<
大日本帝国がアメリカ合衆国と大英帝国およびオランダ王国が戦った太平洋戦争は、昭和天皇の裕仁陛下の『私兵(個人が自分の利益を守るために養成した、公の組織に属さない兵)』と、アメリカ『国軍(国家の軍隊)』・イギリス国王のジョージ6世陛下の『私兵』・オランダ女王ヴィルヘルミナ陛下の『私兵』の連合軍が戦っていたのですか?
グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国とアルゼンチン共和国の間のオークランド紛争は、女王のエリザベス2世陛下の『私兵』とアルゼンチンの『国軍』との闘いだったのですか?
> ■ 軍需産業の失業者が増えるしGDPも下がるし戦争が無ければ武器弾薬の在庫が増えるばかりで武器弾薬の新規購入予算も減るし申請は衣鉢も出来なくなる。<
本題は、中華民国が中国の唯一正当な政府と認められていたころは『軍閥』の一つであった『中国共産党軍(中国共産党の私兵と見做される軍隊)』である『中国人民解放軍』は、中華人民協和国が中国の唯一正当な政府と認められた現代におうてても、未だ『中国共産党軍(中国共産党の私兵と見做される軍隊)』のままか、それとも中国の『国軍』かでしょう。
因みに、中華人民共和国中央軍事委員会に『領導(統率と指導)』される『民兵(一般の職業に従事している民間人で編制した軍隊)』は『国軍』と見做されますよね。
尚、『国軍』の兵士と見做されれば、戦時国際公法の交戦規則が適用され、敵方に囚われれば、捕虜として扱われるが、『私兵』の兵士は敵方に囚われれば、端から犯罪者と見做されるでしょうね、たぶん。
>---------
>これこそ国会劇場での典型的な無駄議論だ。
>些細な皮毛的な違いとも言えぬところで、同じことの繰り返しだ、
>
>ダブルボケ(コメアホ&餅つき)へ
>
>どこを見ているよ、相手に同意という言葉を贈ろうよ<
些細な皮毛的な違いとも言えぬところで同じことの繰り返しでも、本質的な相違があれば同意はできないのだよ、やっぱし。