きのう日本記者クラブで、みんなの党の渡辺喜美代表の記者会見があった。冒頭から民主党の代表選を痛烈に批判し、「自民党時代でもこんなひどくはなかった」と皮肉っていた。
渡辺代表によれば、父親のミッチーが負けるのがわかっていて、平成3年の自民党総裁選に出馬したのは、このままでは日本がダメになっていく、なんとかしなければならない、という大義があった。
では、今回の戦いに大義はあるのかといわれれば、たしかに思い浮かぶものがない。
「代表選をする前にやることがたくさんあるだろう」という渡辺代表は、菅さんと小沢さんの争いを「仁義なき戦い」「チンピラのケンカ」と切り捨てた。
「チンピラのケンカ」といったとき、前の席にいた金髪の外国人女性記者が、フフフと笑った。
若いときに、田中角栄と福田赳夫が自民党総裁選を戦った、いわゆる角福戦争の一端を垣間見たが、振り返ってみると、たしかにスケールがちがっていたように思う。そのかわり乱れ飛んだ札束も桁はずれであったが…。
ヨッチーは、菅首相が円高対策で白川日銀総裁と電話でたった15分しか話し合わなかった熱意のなさにかみついた。「官邸に呼んでじっくり話し合えばよい」という意見には同感だ。
みんなの党は、アジェンダ(政策課題)が最優先する。では、アジェンダが一致すれば、小沢さんとも手を結ぶのか。そういう質問に、渡辺ヨッシーは、「気の合わない人とは、一緒にならない」と、けんもほろろであった。
〔フォトタイム〕
東京芸術劇場その6
まわりもゆったりとしています。
コメント
コメント一覧 (14)
ヨイショしているのは県知事だけ。
石原都知事は民主党の代表選を、政治と金でお互いにすねに傷持つグループと無為無策グループとの対決だ、と揶揄していました。
これが日本の首相を決める選挙ですから、情けなくなります。
自民党の方がはるかに優れていたように思います。
我々はこのような争いをあと3年がまんしなけれはならないのでしょうか。
気がめいる思いです。
これだけダメな連中が政権担ったら、日本は滅びるしかないと言う危機感を無党派おばちゃん連中にも植え付けた功績は有るのかも。
でも後3年は勘弁して欲しい。衆議院の任期満了まで日本が持つのか?
江田さんはある意味ほっとしているのでは?
危ないことを考える人が党の中にいないとも限りませんし・・・
同じ意味で与謝野さんもほっとしていると思います(^^;)
今回の民主党代表選は、「カンVSイチロー」という図式で、直接対決が実現しましたね。小澤さんも、40年以上代議士を続けてきて、最後の大勝負に打ってでたわけです。トロイカ体制の三番目でも、総理大臣の椅子に座るチャンスは、今回を逸したら二度とないでしょうから、必死で闘うのが「男子たるもの」の本懐でしょう。
民主党が政権交代を果たしてから、まだ1年しか経っていないのですね。。。
総選挙で政権交代を実現させるために、代表の座を鳩山さんに譲った小澤さん。
本心は、総理になれば「塀の内に落ちることはない」指揮権発動もできるし…
日本の国益を考えれば、小澤代表の下で、官僚政治からの脱却を図るのがベター
小澤さんでもダメなら、次の民主党の何方にも、大して期待はもてません。
社会主義国家よりは、自己責任を伴う自由主義国家に暮らしたいと思います。
キャスティングボードを握るべく、頑張っているようです。
イチか、バチかにかけたのでしょう。
このまま3年いくのかどうか、なにか変化があるように思えます。
はやく経済が好転してほしいと思っています。小沢さんが案外、叩かれていないのは、経済不況のせいかもしれません。
政治家ひとり一人の思惑を聞いてみたいものです。
ほんと、まだ1年しか経っていないんですよね。短期間に3人の長老を棚上げできると、民主党内のなかには喜んでいる人もいるはずです。
<政策も主義主張もまったく報道されない選挙もめずらしい>というのは、おっしゃる通りですね。それだけで歴史に残りそうです。