2013年04月

猪瀬さんは豪放磊落のように見えるが、けっこう細かく言動にも慎重なところがある。

 

作家として、取材は緻密なことで知られる。

 

それが五輪招致発言でつまづいた。おしゃべりが過ぎた。

 

やっぱり400万票という石原さんを超える大量得票で、どこか奢り高ぶるところがあって、それがぼろっと出てしまったのだろう。

 

400万票という信じがたい支持に、本来なら、もっと謙虚になるべきだった。

 

そういう気持ちがすこしでもあれば、イスラム諸国をけなすような発言もなかったと思う。

 

だいたい、2020年五輪招致の投票権をもつIOC委員の1割以上はイスラム教徒であることに猪瀬さんは気づいていなかった。

 

口はわざわいのもとという。ほんとうに、ことばは怖い。

 

〔フォトタイム〕

 

国立劇場その2

国立劇場では、歌舞伎や文楽など日本の伝統芸能を上演しています。

 

 

女優の倍賞千恵子さん(71)が、春の叙勲で旭日小綬章に輝いた。その倍賞さんのモットーは、「一所懸命」だという。

 

「一所懸命」ということばは、賜った一か所の領地を生活の頼みとし、その所領安堵に命をかけた鎌倉武士の姿からきたものだといわれる。 

 

そこから転じて、「ものごとを命がけですること」という意味になっている。 

 

けさの産経新聞によれば、倍賞さんが注目されたのは、昭和38年に主演した山田洋次監督の「下町の太陽」だったという。

 

この映画は見たような気もするが、思い出せない。倍賞さんが歌った主題歌「下町の太陽」がヒットしたのは覚えている。

 

以来、山田洋次監督の映画に倍賞千恵子は欠かせない女優となった。妹のさくらのいない寅さんなど考えられないのだ。

 

倍賞さんが出演するつぎの作品は、山田監督の次回作「小さいおうち」だという。

 

山田組という一所で半世紀にわたって懸命に仕事をつづけてきた倍賞さん、その努力を認められての朗報。文句なくしあわせな女優といえよう。 

 

〔フォトタイム〕

 

国立劇場その1

国立劇場は千代田区隼町にあり、最高裁判所に隣接しています。

 

 

 

 

 

〔フォトタイム〕 

昨夜、上野の東京文化会館小ホールで「アリランの世界」コンサートがひらかれた。昨年暮れ、アリランが世界文化遺産に登録されたのを記念した催しであった。

 

朝鮮半島を代表する民謡「アリラン」は旋律が100種以上、歌詞は300種以上といわれる。そのなかに、前から是非とも聴きたいアリランがあったので出かけた。

 

それは旌善(チョンソン)アリランである。

 

といってもアリラン全般について予備知識があったわけではないが、いったい、旌善アリランというのは、どういうメロディーなのか一度聴いてみたかった。

 

そういう気持ちになったのは産経新聞ソウル支局の黒田勝弘支局長が書いた記事を読んでからだ。すこし長くなるが、黒田さんの文章を引用しておく(「産経新聞」2007929日)。

 

<「アリラン」というのは韓国(朝鮮)を代表する民謡になっているため、韓国でひらかれる国際イベントなどでもよく演奏される。たとえば1988年ソウル・オリンピックの閉幕式での「アリラン」などじつに感動的だった>

 

<しかし普通、よく耳にするのは現代風のもので、実際には江原道アリランとか珍島アリラン、密陽アリラン…など各地に独特のアリランがあり、節回しや歌詞もさまざまだ>

 

<ただ“別れ”のつらさや家族への思いなど哀愁のただよう雰囲気は共通していて、韓国人の情緒を刺激する。なかでも「アリランの故郷」といわれる江原道・旌善(チョンソン)の「旌善アリラン」など素朴な“語り”という感じの民謡でなつかしい。旌善には「アリラン博物館」まであるが、この旌善というところが山間部の、じつに風景のいい田舎町で、日本の四万十川(しまんとがわ)みたいな清流が流れている>

 

昨夜、「旌善アリラン」を歌ったのは、韓国の著名なアリラン歌手、崔永淑(チェ・ヨンスク)さん。朗々と歌い上げて、まさしくこれが本調アリランかと思った。

 

歌詞の意味はまったくわからなくとも、その道の名人の歌唱力というのはすごいもので、おのずと心にしみ入るものだ。

 

コンサートのさいごは出演者全員による「統一アリラン」だった。

 

♪アリラン アリランアラリオ アリラン峠を早く越えよう

 

コンサートのあった日、韓国は北朝鮮の開城(ケソン)工業団地からの撤退を開始した。南北統一への道のりはアリラン峠のように遠い。

 

〔フォトタイム〕

 

東叡山清水観音堂その7

清水観音堂は、京都・清水寺の舞台をまねてつくられています。

 

 

 

けさの産経新聞によれば、中国は23日、尖閣諸島周辺に戦闘機など軍用機40機以上を飛ばした、という。

 

<航空自衛隊の戦闘機パイロットの疲弊を狙って絶え間なく押し寄せ>、<政府高官は「前代未聞の威嚇だ」と指摘している>とか。

 

尖閣諸島をめぐって日中の根比べが始まった。

 

客観的にみて、中国を相手にこういった根比べを展開するのは、相当にきびしい。スクランブルに対処する航空自衛隊パイロットのストレスもたまっているにちがいない。

 

長期戦が予想される。

 

体力勝負となれば、人口の多いほうが有利であろう。しかし、日中根比べの決め手は、結局、体制の質によって明暗がわかれるであろう。

 

21世紀に、腐敗のはびこる一党独裁政権がこれからも生き延びていくのは、どうしても限界があるからだ。

 

〔フォトタイム〕

 

東叡山清水観音堂その6

清水の舞台から不忍池の方角を撮りました。

 

 

韓国の呼びかけにもかかわらず、北朝鮮は開城(ケソン)工業団地再開の話し合いを拒否した。韓国の歯ぎしりが聞こえてくる。

 

韓国と台湾のちがいはいくつもあるが、いつも感じるのは企業への眼差しのちがいだ。韓国は財閥優先、台湾は中小企業をとても大切にする。

 

その韓国が中小企業対策として本腰を入れたのが、北朝鮮の開城工業団地への参入だった。

 

それが操業ストップである。参加企業にとっては死活問題となっている。

 

韓国政府としては、イニシアティブを完全に北朝鮮側に握られているのがつらい。

 

妥協すれば、弱腰と世論からたたかれる。日本たたきで、韓国世論の目をそらそうとしているが、そんな小手先ではどうにもならない。

 

円安でウォンはふらふらするし、朴槿恵(パク・クネ)政権も前途多難である。

 

〔フォトタイム〕

 

東叡山清水観音堂その5

ご覧のような手水の使い方が出ていました。

 

 

↑このページのトップヘ