2012年12月

けさの産経新聞によれば、安倍晋三首相は単独インタビューに応じ、そのなかで、「地球儀を思い浮かべ、世界を俯瞰(ふかん)しながら日中関係を考えていくことが大切だ」と述べたという。

 

その通りだと思う。

 

記事によれば、安倍首相は28日、中国を取り囲むロシア、インドネシア、ベトナム、豪州、インド、英国の6か国の首脳と相次いで電話会談。こんご、これらの国を訪問する意向も示したという。

 

このように大局的な観点から外交を進めていく方針に異論はない。

 

一国の指導者にかぎらず、巷の一市井人にしても、ときには地球儀を思い浮かべながら思索してみたいものだ。

 

そう思ったのだが、肝心の地球儀を持ち合わせていないのだ。

 

外国の博物館でときどき古い地球儀に出会うことがある。すでに近世において、人類はかなり正確な地球儀をつくっていた。

 

それなのに21世紀に生きる者がミニ地球儀すらないというのは、まったく恥ずかしい話だ。

 

せめて来年は、折々に世界地図に親しむことにしよう。

 

〔フォトタイム〕

 

東京駅その1

リニューアルによって、世界に誇れる駅になりました。

 

 

 

よくテレビで映画を観る。テレビ局の映画放映権などの関係からか、同じ映画が何度も登場するが、つとめて観ることにしている。

 

同じ映画を決して二度と観ない人もいる。ストーリーがわかっているものに興味を感じない人たちで、それはそれで一つの生き方であろう。

 

半面、同じ映画を飽きもしないで何度も観る人たちもすくなくない。わたしも繰り返し派の一人だ。

 

「ローマの休日」などは、一体、何度観たか、自分でもわからない。最近も観たが、退屈することはまったくなかった。

 

そして、繰り返して観るたびに、新しい発見があって、これがまた楽しい。

 

また、回数を重ねるにつれて、場面を仔細に観る余裕も出てくる。部屋のインテリアとか、食卓の置き物とか、そういった観察も面白い。

 

会話のやりとりも、一回だけの鑑賞ではなかなか捕えがたい。したがって目ぼしいテレビの映画番組は録画することにしている。

 

映画は、一回こっきりではもったいないのだ。

 

〔フォトタイム〕

 

増上寺の三門その7

近くにこんな掲示板がありました。

 

 

先日、社民党を離れて日本未来の党へ入った阿部知子さんが、党の分裂騒動を成田離婚に例えていた。ハネムーンから帰国した成田でかんたんに別れてしまうようなものというのだから、なさけない話だ。

 

利用者の個人的な事情とはなんの関係もない成田空港にとっても、こういうマイナスイメージのたとえは迷惑な話であろう。

 

その点、きょうのテレビニュースは成田離婚よりずっとマシな話を伝えていた。

 

海外へ行く人たちがきょう1日で4万人以上が成田空港から飛び立つというのだ。

 

経済というのは、ある面ではとても情緒的で、こういう活気のある情景がマジックのように作用してさらに景気を呼び込むことがある。

 

逆の場面を想像すれば、よくわかる。年末年始の長い休暇の初日に、空港や新幹線がガラガラだったら目も当てられないのだ。

 

きのうの株価もそうだが、心がはずむようなプラスイメージが重なっていけば、大勢の人々の気持ちも前向きになっていく。

 

願わくば、この年末年始、景気のよいシーンが折々にテレビに登場してほしいものだ。

 

〔フォトタイム〕

 

増上寺の三門その6

交差点を越えて真っ直ぐ行けば、右手にJR浜松町駅があります。

 

 

数日前、何気なくテレビを見ていたら、サンケイスポーツの記事が大きく画面に映し出された。たしか「松井秀喜外野手(38)、引退か」というような見出しであった。

 

ほかのスポーツ紙に目を通していないのではっきりとはわからないが、これはサンスポの大特ダネだったのではないか。

 

サンスポは、この時期に松井外野手が例年、日本で練習する場を確保するのに、ことしはいまだに準備していないことから引退の可能性を記事にした。

 

すぐれた記者感覚だと感心した。

 

サンスポが報じたとおり、松井選手は27日(日本時間28日)、ニューヨークで現役引退を発表した。記者会見の模様をテレビで見たが、淡々と話すひとこと、ひとことが心に沁みた。

 

スーパースターでありながら、そういう雰囲気は感じさせない誠実な人柄にはいつも感心してきたが、その姿勢はきょうも変わりがなかった。

 

38歳という年齢は、まだ現役をつづけられる。この偉大な打者を迎え入れたい日本の球団はあると思う。

 

松井選手が引退を選んだのは、日本のファンの夢をこわしたくなかったからだ。「いままでのように打てなくともいいから、日本でユニフォームを着てほしかった」と、どこかのキャスターが語っていた。

 

松井選手は、この手の歯の浮くようなお世辞に乗るような人ではない。

 

そもそもこういうお世辞屋ほど、スランプになったときは真っ先に冷たくあたるのだ。

 

〔フォトタイム〕

 

増上寺の三門その5

三門のうしろに東京タワーがそびえていました。

 

 

第2次安倍内閣を人材コンサルタントの田中和彦さんは、「結果がすべて内閣」と名づけていた。その通りだと思う。

 

プロ野球の選手などがインタビューでよく「結果を出したい」と口にするが、これはすべての分野にいえることで、とくに政治の世界では大切だ。

 

民主党政権は、野田さんが消費増税の道筋をつけたが、鳩山さんと菅さんが結果を出せず、これがさいごまで響いて自滅につながった。

 

安倍さんはみずから「危機突破内閣」と名づけたが、有権者のだれもがわかるような結果を出さないと来年の参院選で苦戦することになろう。

 

わかりやすい結果といえば株価だが、いまのところは順調だ。

 

円安がさらに持続し、90円台になれば、輸出関連企業からそれなりの税金を徴収できる。

 

サラリーマン家庭でいえば、春のベースアップ、夏のボーナス増額というのが、望ましい結果だが、それには経済を上向きにしなければならない。

 

安倍政権はそのいっぽうで、財政健全化でも結果を求められている。

 

仕事師の多い陣容なので期待したいが、閣僚はくれぐれも発言には慎重であってほしい。

 

「失言を虎視眈々と狙っているメディアの餌食には、決してならない」と肝に銘じ、ひたすら仕事に打ち込むこと自体も、立派な結果の一つである。

 

〔フォトタイム〕

 

増上寺の三門その4

威風堂々の三門です。

 

 

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