2012年08月

金正恩(キム・ジョンウン)第一書記の権力掌握で、金正日(キム・ジョンイル)ファミリーのメディア露出度にはっきりと差が出ている。これまで日本のメディアにしばしば登場してきた腹違いの長兄、金正男(キム・ジョンナム)はぱったりと姿を見せなくなった。

 

金正恩と母親が同じ次兄の金正哲(キム・ジョンチョル)も、北朝鮮でどういう地位と役割を与えられているのか、さっぱりわからない。実妹の金ヨジョンが公式の場に姿を見せているのと対照的だ。 

 

金総書記の元料理人、藤本健二氏が訪朝し、旧知の金第一書記と4時間にわたって会見、その詳細が「週刊現代」98日号で語られていると、先日、当欄で書いた

 

そのなかにファミリーの様子が垣間見られる記述がある。金第一書記がひらいた藤本氏を歓迎する昼食会に、金ヨジョンは出ていたが、やはり金正哲はいなかった。

 

招かれていなかったのか、それとも本人の都合がつかなかったのか。

 

もっとも招待されていなかったからといって、金正恩と金正哲の兄弟仲が悪くなったと結論づけるのは早計すぎる。招待しなかったとしたら、これは権力の二重構造をつくらないための、意図的な配慮とみたほうがよい。

 

興味深かったのは、金(キム)オクが昼食会に出ていたことだ。彼女は金正日の秘書で、事実上の妻であった。金オクは金正恩夫人、李雪主(リ・ソルジュ)の隣りの席に座った。いまなお、ファミリーのなかで一定の存在感をもっているようだ。

 

なお、金正恩の後見役の張成沢(チャン・ソンテク)は出席したが、妻で金正日がもっとも信頼した実妹の金敬姫(キム・ギョンヒ)は出てこなかった。先日、産経新聞が彼女の体調不良を報じていたが、健康上の理由で欠席したかどうかはわからない。

 

〔フォトタイム〕

 

東京メトロ銀座線後楽園駅その5

地下鉄の駅ですが、ホームは地上にあります。

 

 

映画「誰が為に鐘は鳴る」のイングリッド・バーグマンはよかった。ヘミングウェイの原作は、スペイン内戦を舞台とした悲劇。文豪には申し訳ないが、ちょっと喜劇の題名に拝借した。

 

野田首相の問責可決関連のテレビニュースを見ていたら、街頭インタビューで、中年の女性が「給料ドロボー」と国会議員諸氏を批判していた。

 

政治の停滞に腹が据えかねての発言。どうして、停滞するのか。政治のおおもとに原因があるのだろう。第一に、参議院なのか。

 

参議院は必要だろうか。もう何年も前から自問自答している。しかし、いまだに結論を出せないでいる。ただ、何も決められない政治を見ていると、やはり参議院は必要ないのかなあ、という気もしてくる。

 

いやいや、かんたんに参議院のせいにしてはいけない。最大の要因は、政治が弄ばれていることだ。そういう意味で衆議院も同罪である。

 

政治が子どものオモチャのように遊び道具になっている。永田町のムラ社会の住民の行動原理は、どうしたらムラ社会に残れるか、という一点だけ。そのためには恥も外聞もなく、突っ走る。

 

結局、小選挙区制がよくないのか。それにしても、自民党よ。雑巾がけがいやになったのか。

 

もっとも喜劇「誰が為に政治はある」にも見どころがないわけではない。たとえば、公明党の首相問責に棄権というのは、筋が通っていた。

 

〔フォトタイム〕

 

東京メトロ銀座線後楽園駅その4

ホームから覗くと、公園が見えました。

 

 

 

北京で課長級の日朝協議が始まった。金正恩(キム・ジョンウン)体制がスタートして以来、初めての交渉となる。おそらく、これまでにない進展があると思われる。

 

ひょっとしたら小泉純一郎首相の頃のような劇的な展開があるかもしれない。そういう予感を抱かせるのは、ほかならない韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島上陸や天皇謝罪発言といった軽率な言動である。

 

李明博デモンストレーションの後遺症は、韓国側が読んでいる以上に深刻なダメージを日韓に与えている。とくに竹島上陸以上に、天皇謝罪発言が重くのしかかっている。修復には思い切った韓国側のアクションが必要であろう。しかし、とても李明博政権にそういう余裕はないので、これからもモヤモヤしたまま日韓関係は推移していくと思われる。

 

その間に日朝になんらかの変化が生じるのは、歴史をひもとくまでもなく国際政治の必然である。

 

国際関係というのは、ちょっとしたバランスのくずれで思いもよらぬ方向へいくのが常だ。米中が劇的な和解をとげたのは、中ソ対立が前提となっている。中韓の接近は、中朝の微妙な関係が先行していた。

 

李明博氏の軽率言動で日朝が急接近していくのは、いわば国際関係の定石通りの動きといえよう。

 

それとはまったくべつだが、重要な点では勝るとも劣らないのは金正日(キム・ジョンイル)総書記の元料理人、藤本健二氏の訪朝だ。藤本氏は平壌(ピョンヤン)で旧知の金正恩第一書記と4時間にわたって会見した。

 

「週刊現代」98日号でその様子が詳細に語られているが、それを読んでも日朝急接近への地ならしが強く感じられる。

 

〔フォトタイム〕

 

東京メトロ銀座線後楽園駅その3

壁画の多い駅ですね。

 

 

丹羽宇一郎・駐中国大使の公用車が北京市内で襲われ、車の前の日の丸が奪われた。国旗の尊厳性にかかわる重大事件であり、決してうやむやにしてはならない。

 

「遺憾だ」「遺憾だ」と、イカン・コールが勇ましい。しかし、それだけで済ましてはいけない。

 

単なる行きずりのイタズラではない。日本の大使公用車を狙った計画的な犯行である。あらかじめ丹羽大使の行動を調べたうえでの待ち伏せであろう。

 

複数の車両が犯行に加わっているので、背後には相当数の関係者がからんでいると思われる。丹羽大使は無事だったが、過激分子のことだから身の危険のおそれもあった。いずれにしてもゾッとする事件で、中国当局は警備にしっかりと取り組んでほしい。

 

中国政府は、「真剣に調査している」とコメントしている。犯人を検挙し、事実を明らかにしたうえで処罰するのが、大国の責務であろう。

 

すでに丹羽大使の退任は決まっているが、振り返ってみると、赴任当初から気の毒なほどにツイていなかった。

 

〔フォトタイム〕

 

東京メトロ銀座線後楽園駅その2

ホームから中央大学理工学部の校舎が見えました。

 

 

劇団四季から届いた案内によれば、915日から1014日まで浜松町の自由劇場で「ミュージカル 赤毛のアン」を上演するという。劇団四季の「赤毛のアン」の初演は1980年。すでに上演回数は600回を超えている。

 

先週の月曜からきょうまでNHK BSプレミアムで映画「赤毛のアン」をつづけて堪能した。青春篇、結婚篇とあわせて6本の大作を欠かさず見た。もっとも録画もあるが。

 

カナダの作家、モンゴメリの「赤毛のアン」が出版されたのは、1908年。以来、100年以上にわたってアン人気は衰えることを知らない。

 

モンゴメリの生まれ故郷は、カナダの東端、セントローレンス湾岸に浮かぶプリンス・エドワード島。この島の風景や人々の人情が「赤毛のアン」人気を支えている。

 

残念ながらプリンス・エドワード島どころか、カナダへはまだ行ったことがない。

 

それにしてもアン・シャーリーのたくましい生き方は、小説とわかっていても、じつにうらやましい。古今東西、彼女のような頑張り屋は、どこにもいたし、これからも現れると思う。

 

ミュージカルでも映画でも、登場人物のなかで好きなのは、孤児のアンを引き取ったマシューとマリラだ。アヴォンリーに住む老いた兄と妹。ふたりとも独身だ。とくにマシューのやさしさは、何度見ても感動する。

 

〔フォトタイム〕

 

東京メトロ銀座線後楽園駅その1

東京ドームのすぐ近くにあります。

 

 

 

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