2011年10月

けさの産経新聞によれば、サッカーのJリーグ2部岡山のDF、植田龍仁朗選手(23)がニッパツ三ツ沢球技場(横浜市)でおこなわれた横浜FC戦で、ハーフウエーライン手前から超ロングヘディングシュートを決めるシーンがあったという。ゴールまで距離は58㍍ていどはあった。

 

記事によれば、植田選手は、0-0の後半24分、相手ゴールキックを頭で力いっぱいはね返すと、ボールは前に出ていたGKの頭上を越えてそのままゴールに入る決勝点となった。

 

GKが前に出すぎた結果のフロックというなかれ、ここは植田選手の果敢なヘディングに拍手をおくりたい。

 

植田選手は、「後半は(雨でピッチが)スリッピ―になっていた。とにかく高く遠くにクリアしようとしたら入ってしまった。結果オーライだけど、よかった」とコメントしていたが、運もまた実力のうち。

 

プロ選手が、GK抜きでハーフウエーライン手前から超ロングのシュートを試みても、そうかんたんには決められないと思う。いわんやヘディングなら、なおさらだ。

 

この記事を読んで感じたのは、思い切りやってみれば、意外な結果が出る可能性がある、ということ。

 

一打逆転とか、起死回生の挑戦とかいうが、そういう可能性はつねにあるということだ。

 

だからこそ、人生というのは、努力のし甲斐があるのだろう。

 

〔フォトタイム〕

 

明治座その1

浜町の明治座を撮ってきました。いえ、芝居を観てきたわけではありません。たまたま通りかかっただけです。

 

 

 

 

 

 

駅前のマンションが改装中で、工事用の組み立てが物々しい。その下を通るときは、ちゃんとした安全策がとられているのはわかっていても、なんとなく落ち着かない。

 

かといって、遠まわりはしたくない。足早に通り過ぎることにしているが、建築現場にかぎらず、空から落下物が相次いでいるご時世。いつなんどき、なにが落ちてくるかわからない。

 

いまは隕石から戦闘機まで、さまざまなものが空から落ちてくる。落下物も多様化したものだが、そのなかで多いのが衛星の落下。

 

1024日の日経によれば、197080年代には1年にロケットと衛星をあわせて約200基、最近でも年間50基ていどが地球に落下しているという。

 

驚くことに、現在、3000基ほどの衛星が地球を回っているとか。よくぶつからないものだ。これらは未来永劫にまわっているわけではない。一定の期間が経ったら、地球に落とすことがルールになっている。

 

しかし、コントロールが利かなくなった衛星もある。いつ、なんどき衛星が落ちてくるかわからないというのは、あまり気分のいい話ではない。なにか、安心できる方法はないのだろうか。

 

〔フォトタイム〕

 

人形町の人形市その7

それでなくとも狭い歩道が混雑していました。

 

 

数年来、アメリカで地方紙がどんどん休刊に追い込まれ、その実態はテレビでも何度か報じられた。

 

以前、テレビで、クビになった地方紙の記者たちがネットに活路を見い出そうと、ネット新聞を立ち上げたルポを見た。アメリカのどこであったか、記憶にないが、うまく軌道に乗ったのだろうか。

 

アメリカで地方紙が激減した結果、どういうことになるのか。メディアの片隅にいた人間としては無関心ではいられない。

 

けさの朝日新聞のインタビュー欄に、「記者が消えた街」「米で地方紙が激減 監視なき役人給与 大統領の倍にも」とあった。見過ごせない見出しだ。

 

米連邦通信委員会から委託されて全米のニュース需給事情を調べた元米誌記者、スティーブン・ワルドマンさんに聞いた記事だ。

 

ワルドマンさんによれば、米新聞業界はこの5年で新聞広告は半減し、212紙が休刊となった。20年前、全米で6万人いた記者がいまは4万人になった。

 

記者が来なければ、報道もされない「取材空白域」があちこちに出現するようになった。その結果、どういうことになったか。ワルドマンさんは、カリフォルニア州の小都市ベルで起きたことを語っていた。

 

「地元紙が1998年ごろ、休刊になり、市役所に記者が一人も来なくなった。市の行政官(事務方トップ)は500万円だった自分の年間給与を、十数年かけて段階的に12倍の6400万円まで引き上げた。オバマ大統領の2倍です」

 

こういうお手盛りは、記者がいなくとも市民の告発でなんとでもなる。しかし、市民の監視には限界があるのも事実。結局、カリフォルニア州のケースも、ロサンゼルス・タイムズの記者がたまたま隣の市で取材中に小耳にはさんでスクープした。

 

また、選挙で異変が生じているという。投票率が下がり、どこも現職が有利とか。アメリカの地方政治家は、新聞が廃刊になってもあまり深刻ぶらないのは、なるほど、こういうことだったのかと納得した。

 

〔フォトタイム〕

人形町の人形市その6

人形町の交差点です。

 

 

野田さんが、所信表明で復興増税に踏み込んだ。「所得税や法人税、個人住民税の時限的な引き上げなど」だという。

 

しかし、消費税にはふれなかった。やっぱり、野田さんでは、ムリなのだろう。

 

いま、日本の政治家で、本気になって消費税に取り組める政治家がいるのだろうか。竹下さんのような政治家が懐かしい。

 

野田さんは、「欧州の危機は広がりを見せており、決して対岸の火事とは言い切れません」といった。それを認識しているなら、もっと大胆に踏み込むべきだった。

 

また、「今日生まれた子ども一人の背中には、すでに700万円を超える借金があります」ともいった。そんな国は、どこにもない。

 

そのうちに、生まれたばかりの赤ん坊に1000万円が重くのしかかる日がやってくる。

 

売れるものはなんでも売って、「あらんかぎりの税外収入をかき集めます」と野田さんはいった。そんなことはやめなさい、とはいわないけれど、本来、歳入は自然エネルギーのように持続可能でなければならない。

 

その場しのぎは、鳩山さんや菅さんでお仕舞いにして、思い切って国民にさらなる負担をお願いしてはどうだろう。

 

〔フォトタイム〕

 

人形町の人形市その5

お値段のほうも、手ごろなものが多かったようです。

 

 

いまさらながらアインシュタインの底力には驚かざるを得ない。学界におけるアインシュタインの業績はまったく知らないが、いずれにしても並みの才能ではない。

 

メディアによれば、アインシュタインは亡くなってから56年も経つのにいまだに年間1000万㌦も稼いでいるというのだ。

 

わからないのは、なぜアインシュタインはいまも稼げるのか、ということ。現在でもあちこちで馴染み深い、ユーモラスなポートレートをみかけるが、あれが収入源なのだろうか…。

 

けさの産経新聞によれば、米経済誌フォーブス(電子版)は25日、過去1年間で最も稼いだ「死去した有名人」のランキングを発表した。

 

1、マイケル・ジャクソン  歌手   2009

2、エルビス・プレスリー  歌手   1977

3、マリリン・モンロー   女優   1962

4、チャールズ・シュルツ  漫画家  2000

5、ジョン・レノン     歌手   1980

5、エリザベス・テーラー  女優   2011

7、アインシュタイン    物理学者 1955

8、セオドア・ガイゼル   作家   1991

9、ジミ・ヘンドリックス  ギタリスト1970

9、スティーブ・ラーソン  作家    2004

9、リチャード・ロジャース 作曲家   1979

 

こうしてみても、アインシュタインの存在は異彩を放っている。

 

〔フォトタイム〕

 

人形町の人形市その4

細かな人形もありました。

 

 

 

 

 

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