2011年09月

パソコンが故障して、パソコンの有難味をいやというほど知った。と同時に、自分がどれほどルーズになっていたかもわかった。

 

人間、楽になると、怠惰になる。

 

まず辞書をめくる時間がすくなくなった。

 

漢字をどんどん登録して、結果として漢字をどんどん忘れてしまった。ああ。

 

 

(しばらくコメントを休みます)

 

数日前から、まだ買ってまもないパソコンがおかしくなった。ニッチもサッチもいかないパソコンというのは、じつに困ったもので、まったく処置なしである。

 

電話して、修理の人に来てもらうことにした。しかし、その場で直してくれるわけでもない。パソコンをもっていって、何日で戻してくれるのか。

 

自分の力ではどうしようもないというのは気が滅入る。

 

そんなわけで、古いパソコンをだまし、だまししながら打っている。何日か分も、書きためて予約しておくつもりなので、コメントの返事はしばらくご容赦願います。

 

 

きのう、テレビに市川猿之助(71)が出て来たので驚いた。元気なので安心した。猿之助の姿をみるのは何年ぶりだろうか。歌舞伎座で「義経千本桜」をみたのがさいごかもしれない。

 

天性の歌舞伎役者だった。猿之助というと、スーパー歌舞伎。宙づりがよく話題になったが、古典ものもきっちりと演じていた。

 

ずいぶん昔、ホテルオークラのレストランで藤間紫と一緒の猿之助をみた。素顔の猿之助も魅力たっぷりであった。

 

きのう、沢潟屋(おもだかや)一門の人事異動が発表になった。その記者会見に猿之助が出てきて、「隅から隅まで、ず~いとお願い奉りま~す」と、意外に張りのある声を披露した。

 

猿之助が猿翁になり、4代目猿之助を甥の亀治郎(35)が継ぐ。順当な人事である。

 

注目すべきは、猿之助と前妻、女優の浜木綿子の長男、香川照之(45)が市川中車を襲名するという異例の人事。香川に歌舞伎の経験はない。そして香川の長男、政明くん(7)が団子(だんこ)として初舞台を踏む。

 

猿之助も団子を名乗っていた。ゆくゆくは、この孫が5代目猿之助になるのかもしれない。

 

本来なら沢潟屋一門直系である香川照之だが、父親とは長い間、断絶状態にあった。楽屋を不意に訪れて、父親を怒らせたこともある。おそらく香川は、長い間、歌舞伎界への参入を熱望していたのだろう。

 

先代の猿翁と中車は兄弟である。どちらも芝居をみているが、ともに渋い役者であった。

 

きょうの日本経済新聞は、亀治郎の猿之助襲名を伝える記事で、香川親子の襲名にふれなかった。世情にうとい新聞社である。

 

〔フォトタイム〕

 

神宮橋その3

右端に代々木の体育館がみえます。

 

 

 

エスカレーターに、エレベーター。駅がどんどん設備アップしていく。お年寄りや乳児を連れた人たちは、ずいぶん助かっていると思う。

 

駅のエレベーターなど自分には用のないものと思っていたが、いつの間にか、ときどき利用するようになった。

 

同年輩で、エレベーターはもちろん決してエスカレーターに乗らない仲間がいる。羨ましいし、駅の階段を一気に駆け上っていく姿は、じつに頼もしい。

 

ただ、むりは禁物だ。酒を飲んだ夜、駅の階段で転んだ知り合いがいる。酔ったときは、できればエスカレーターか、エレベーターがよい。

 

エスカレーターやエレベーターとちがって、ホームドアのほうは難航しているようだ。

 

国土交通省では、110万人以上が利用する駅には原則ホームドアを設置する方針。しかし、記事によれば、対象となる全国339駅のうち、設置されているのはわずか26駅(2009年度末)にとどまっているとか。

 

理由は、経費がかかるからで、1駅で数十億円かかるという。

 

きのうの日本経済新聞に、駅のホームドアにかんする調査が載っていた。「駅のホームドア設置をどう思う?」という設問。大都市圏(東京など9都府県)に住み、週に1回以上電車に乗る20歳以上の男女1000人に聞いたという。

 

その結果は、賛成79%。反対4%。わからない17%だった。

 

ホームから転落したり、荷物を落としたり、電車に接触したり、事故が多いのだから、ホームドアの設置に賛成が多いのは当然といえよう。

 

むしろ少数とはいえ、反対があったのが意外だった。どういう理由で反対かといえば、「いまのままでも安全」、「運賃の値上がりになりそう」、「ホームが狭くなる」、「ラッシュ時に混雑しそう」、「運行本数が減りそう」の順だった。

 

〔フォトタイム〕

 

神宮橋その2

神宮橋の下を電車が走っています。

 

 

やっぱり秘書3人に有罪判決が下った。どうやら検察の主張がほぼ通ったらしい。小沢さんの公判に影響する可能性はすくなくない。

 

検察の一連の不祥事は、被告らに有利に作用するのではないかという気もしていたが、そうではなかった。

 

衆議院予算委員会で自民党の稲田朋美議員が、小沢さんの証人喚問を求めていた。問題はさらに拡大していくのはあきらかだ。

 

とくに東京地裁が裏金の授受を認めたのは、小沢さんにとってはショックであろう。小沢さんの描くシナリオはまたしても崩れてしまった。

 

例年、元旦には小沢さんの自宅にたくさんの民主党の議員諸氏が年始のあいさつに訪れたが、来年の正月はわからない。一人去り、二人去り、どんどんシンパが減っているとか。

 

あれだけ居酒屋で酒をおごってもらったのに、薄情なものである。

 

小沢さんは作戦の変更を迫られている。「去る者は去れ」と離れていく連中など無視し昔のように純血主義に戻って、あらためて信頼できる同志のみの小沢軍団を再構築するのではあるまいか。

 

残された時間はすくない。捲土重来へ、小沢さんのさいごの挑戦がはじまる。

 

〔フォトタイム〕

 

神宮橋その1

JR原宿駅のすぐ近く、神宮橋を撮ってきました。

 

 

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