2010年12月

ことし(2010年)の元旦、世田谷区の小沢邸の新年会に国会議員が166人も参上したという。いくら小沢さんの自宅が敷地500坪に建つ豪邸でも、これだけの人数を一度にさばくのは無理だったようで、第1部(新人議員)と第2部(中堅議員以上)にわけてひらいたという。

 

2部のほうには、なんと菅直人副総理(当時の肩書。以下、同じ)も顔を出したというから、面白い。ま、政治家の人間関係というのは、それぞれに含みがあるものなのだろう。

 

ほかに平野博文官房長官、原口一博総務大臣、川端達夫文科大臣といった参加者のなかに、あの蓮舫さんも混じっていたというのも面白い。

 

なぜ、面白いかといえば、あの方は、よく小沢さんを批判しているから面白いと思ったまでで、ほかに他意はない。

 

「週刊文春」114日号によれば、<議員たちが用意されたお節料理や生牡蠣、蟹などに舌鼓を打つ一方で、上座の小沢氏の前には“謁見”を求めて、約20人の長蛇の列ができていた>とか。

 

まさに、わが世の春。小沢さんの絶頂期といってよかろう。

 

しかし、はかない世のなかでもある。おおみそかのきょう、永田町から聴こえる鐘の声には、諸行無常の響きがある。

 

あす、世田谷区の小沢邸で新年会はひらかれるのか。ひらかれたとしても、何人の国会議員が参加するか。

 

ひとつだけ、断言できるのは、もし新年会があったとしても、菅さんの小沢詣ではない、ということ。

 

はてさて、一年前、小沢邸に駆けつけた国会議員165人(菅さんを除く)は、あすの元旦、どう過ごすのだろうか。

 

〔フォトタイム〕

 

東京オペラシティその5

東京オペラシティのお隣さんは、オペラ専用劇場をもつ新国立劇場です。

 

 

クラシックやオペラ公演の会場は、演奏が始まる直前には、扉を閉めてしまう。だから、開演直前に駆け込んでくる人たちは、皆、必死だ。

 

思わぬアクシデントで定刻をすぎて会場に到着した場合は、最初のほうは諦めて、つぎの小休止まで客席の外で待つことになる。

 

さいわい、わたし自身は遅刻したことはないが、以前、オペラ好きの知人が一度経験し、高額のチケットの前半をムダにしてしまったとボヤいていた。

 

電車の遅れに遭遇したかれは、駅から会場までの67分を走ったが、音楽ホールのある建物の入り口で定刻の時間になり、そこであきらめて歩いたという。同じ状況にあったら、知人同様、ほとんどの人が急ぐのをやめてしまうにちがいない。

 

なにしろ建物から公演会場まではけっこうあるし、席が3階なら、建物の入り口に1分前に着いても絶望的だ。

 

しかし、あきらめるのは、まだ早いということを最近、知った。

 

都内でひらかれた、ある外国のオーケストラの演奏会。定刻が過ぎて指揮者が登場するまで5分かかった。この間、あたふたと3人が客席に飛び込んできた。会場の係員は、指揮者が登場しない前なら、こっそりと遅刻者を入場させていたのである。

 

運のいい人たちだ。

 

有名なホールなので、時間にうるさいかと思ったが、けっこう融通をきかせているのだ。

 

そこで、さきの知人の場合だが、かれは、ダメもとで、あきらめずに突進したほうがよかった。ひょっとしたら、開演が延びているかもしれない。

 

ま、そんなことは、万にひとつの幸運。コンサートであれ、なんであれ、余裕をもって出かけることにしよう。

 

しかし、それでも不運な人がいることも知った。

 

同じ会場。定刻の30秒前、前の席の女性が、ふいに席を立ったのである。えっ、いまになって? おなかでもこわしていたのか。まったく、ついていない人だ。

 

しかし、定刻になっても、楽団員が舞台にあらわれない。早く戻ってきなさい、と、こちらまで焦ってくる。2分、3分…まだ、指揮者が姿をみせない。早く、早く。

 

その間、くだんの遅刻3人組が席についた。しかし、肝心の女性が戻ってこない。仲間も、気にしている。4分、5分…う~ん、ついに指揮者が登場した。万事休す。

 

最初の演奏が終わって、扉がひらき、女性が頭をかきかき現れた。元気そうなので安心した。で、そのあとに、ぞろぞろと5人が入ってきた。みな、開演に間に合わなかった人たちである。

 

〔フォトタイム〕

 

東京オペラシティその4

あちこちにベンチがあって、ビルの名前のように、いかにもシティらしい雰囲気でした。

 

 

民主党の権力抗争は、だんだん深刻度をましてきた。そのひとつの現象として、小沢さんと岡田さんの対話の重苦しさがある。

 

大政党の幹事長と一兵卒が、重要な場面では、文書でコミュニケーションを交わしているのだ。

 

 

あるときなどは、面とむかっていながら、相手の前で文書を読み上げる。なんとも滑稽な、いや失礼、なんとも不思議な、ぎこちない光景である。

 

 

きのうも、小沢さんが、条件をつけて政倫審への出席をあきらかにしたのを受けて、岡田さんは、役員会決定は無条件出席のこと、と記者会見で文書を読み上げて、相手を牽制した。

 

 

 

 

幹事長と一兵卒が文書で対話するなんて、世界のどこにも見られない珍風景、と笑ってはいけない。結局、それだけ事態は深刻ということであり、文字通り双方ともに政治生命をかけた戦いということだ。

 

 

衆人環視のもとでも凄惨なバトル。一言半句、慎重でならなければならない、という必死の行為なのである。

 

 

〔フォトタイム〕

 

 

東京オペラシティその3

 

東京オペラシティの中庭は、憩いの場になっています。

 

 

やっぱり小沢さんはケンカ慣れしている。相手の攻勢をうまく逆手にとって、振り向きざまに強烈なパンチをくらわせるところは、なかなかのものである。

 

きょう、小沢さんは、一転して政治倫理審査会への出席をあきらかにした。180度の方針転換だ。その理由は、「連合の皆さんからの強い要請があったからであり、さらには国民の皆さん、同志の皆さんのため」であって、民主党のためとは、ひとこともいわなかった。

 

 

これで、小沢さんは、「党が決めたことに従った」という体裁をつくったつもりであろう。そうなると、菅さんの「自発的な離党を」というきのうの脅しは、威力がなくなってしまう。

 

 

いや、形勢は途端に微妙な変化をみせはじめたのである。

 

 

小沢さんは、その上で、国会が円滑に進展するためにセンゴクさん斬りを条件に出したのだ。まさに、食うか食われるかの荒技。なんて、面白がってもいられない。

 

 

それにしても、年の瀬まで民主党の権力闘争というチャンバラ騒動で明け暮れるとは、ひどい一年ではあった。

 

 

〔フォトタイム〕

 

 

東京オペラシティその2

 

東京オペラシティには、54階建てのオフィス棟があります。

 

 

菅さん、あまりラブコールは得意でないようだ。どうも相手の気持ちをうまく読めていないのだ。この方面では、菅さん、あまりカンもよろしくないとみた。

 

むろん、私生活の話ではない。

 

 

永田町ラブコール、またしても菅さんは、たちあがれ日本に袖にされてしまった。

 

 

きのうだったか、新聞記事に、「平沼副総理」というのをみて、そりゃありませんよ、と思った。土台、水と油。まとまるはずはないのだ。

 

 

そもそも、ヨミが甘いのだ。なにしろ、公明党との連携をかんたんに考えていた、というお人よしなのだ。

 

 

いくら菅さんが、八王子にある創価学会の東京富士美術館へ美術鑑賞と称して足を運んだからといって、それは付け焼刃というもの。やり方がみえみえすぎる。

 

 

他党へのラブコールよりも、いまは自分の党をすっきりさせるほうが、先決である。

 

 

それなのに、小沢問題も、結局、来年へ先送りとか。

 

〔フォトタイム〕

 

 

東京オペラシティその1

 

東京オペラシティは、新宿区西新宿3丁目にあるコンサートホールや、レストランなどがある複合ビルです。

 

 

 

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