2010年04月

経済同友会が毎月発行している「経済同友」4月号の座談会で、東京証券取引所グループの斉藤惇社長が、面白い発言をしている。

 

この座談会は、渡井康之氏(三菱総合研究所常務)をモデレーターに、斎藤氏のほか高須武男氏(バンダイナムコホールディングス会長)、小島邦夫氏(経済同友会専務理事)が出席。

 

座談会のテーマは、その前文によれば、<金融危機後の世界を見据え、日本の金融のあるべき姿をもう一度考える時に来ている。日本の産業を支えるためにも、金融の果たす役割は大きい。成長戦略としての金融強化へ、さまざまな角度から議論を重ねた>とある。

 

前置きはこのくらいにして、斉藤氏の発言を紹介したい。

 

「日本の長期国債の利回りは1%前後で、約800兆円のお金が入っている。GDP1%を切る成長。最悪のリターンのところへ国民は投資していることになる」

 

「かりに800兆円を米国の国債で過去18年間運用していたら、1300兆円、株式で運用していれば3000兆円になっていた。もし、国民が資産運用に合理的な分析をしていたら、安易に国債を発行せず、収支バランスを考えた財政運営がおこなわれ、その結果、財政赤字も年金問題もなかったのではないか」

 

800兆円といえば、日本の虎の子のようなもの。それを投資にまわすような提案は、政治家や官僚からは決して出てこない。これに類したことをほんのちょっぴり述べただけで袋叩きに遭うはず。

 

こういう投資を実際におこなうには、日本では障害が多すぎるが、考え方は傾聴に値する。

 

たとえば郵貯にふたたび個人の金融資産が、シフトするおそれがある。亀井さんや原口さんは、積極的な融資を展開すると大風呂敷を広げているが、結局、国債へ流れるのは目にみえている。

 

いま必要なのは、企業などを活性化する、ダイナミックな国際投資であろう。そんなノウハウを郵政当局がもっているとも思えない。

 

日本企業が世界各地で、ビジネス戦争の敗者になっている。敗因はいくつもあると思うが、官民一体となったファイナンス作戦の欠落もひとつの大きな問題であろう。

 

〔フォトタイム〕

 

歌舞伎座その5

きょうで、この建物も役目を終えました。ご苦労様、でした。

 

 

いま、ツイッターについて、いろいろ勉強しています。支持率低下の鳩山さんですが、「意外にも」といっては失礼ですけれど、予想以上に鳩山ツイッターをフォローする人は多いですね。

 

一体、ツイッターとは、どういうものか。まだ、ご覧になったことのない人もおられると思います。この機会に、参考までに最新の鳩山ツイッターをすこし紹介しましょう。

 

鳩山のはの字もいやだという人は、どうぞ、ここでほかへ切り替えて下さい。

 

好奇心の強い方は、以下の鳩山ツイッターをご覧下さい。29日午後8時現在の、新着順です。

 

<今年3月の水俣病不知火患者会の方々との和解合意を踏まえ、今月16日には「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法」に基づく救済措置の方針を閣議決定しました。このことについてメルマガに書きました。ぜひご覧ください>

 

<仕分けの会場を視察してきました。現場は熱気にあふれ、真剣かつ具体的な議論が行われていました。一日千人を超える方が来場し、インターネットでは、一日何十万人もの方が中継を見ておられるとのこと。国民の関心の高さを実感します。無駄遣いをなくすため、成果を期待します>

 

<昨日、労働界、産業界の代表の皆さんと「雇用戦略対話」を行いました。私からは、「パーソナルサポート・サービス」」の導入を提案しました。これは、失業された方の身になって、マン・ツー・マンで就業支援するものです。雇用問題の解決に向け、着実に進めていきます>

 

<本日、首相官邸にて、大相撲、魁皇関への内閣総理大臣顕彰式を行いました。現在幕内在位100場所、幕内通算勝ち星823勝と歴代一位の活躍を賞するものです。これからも長く相撲界に貢献されていくことを、期待しております>

 

ちなみに鳩山さんのツイッターは、現在、10420人をフォローし、553617人からフォローされています。

 

〔フォトタイム〕

 

歌舞伎座その4

歌舞伎座の4月興行も、ついに終わりました。寂しいですね。学生時代、歌舞伎座の立ち見席は、田舎から出てきたおカネのない学生には、たとえ一幕であれ、安くて存分にカブキをたのしめる空間でした。4階までの階段は急でしたけれど。

 

 

小沢さんの一件に関する東京第5検察審査会の判断は、やっぱり「起訴相当」だった。「やっぱり」というのは、そういう予感が最初からしていたからだ。

 

検察審査会のメンバーに、法律のプロはいないのだから、その判断基準は、国民感情、というより市民感情が大きなウエートを占めているにちがいない。

 

今回の判断も、一般の市民感情からすれば、小沢さんの一件は、どうしても腑に落ちない、ということだろう。

 

まだ、正式に起訴が決まったわけではないが、小沢さんの動揺は、察してあまりある。小沢さんにかぎらず政治家にとって、この市民感情というは、とても気になるもの。

 

市民感情で、起訴が決まるかもしれない、ということに、不安を感じる人もいると思うが、もし裁判になっても、裁くのはプロの判事だから、法律面での憂慮はない。

 

もし、なにか憂慮に近いものがあるとすれば、市民感情というとらえどころのないものへの、不安であろう。

 

検察ファッショということばが、つい先日までは流行語のようによく目にし、耳にした。いまはどこへいってしまったのか、まったく見なくなったし、聞かれなくなった。

 

すっかり存在感をなくした検察ファッショと交代するように、民意ファッショというのが、登場してきたようにも思える。

 

民意ファッショなるものの司令塔というのは、いつ、どこで、どのようにしてメンバーが選ばれ、いつ、どこで、どういう話し合いをしているのか、まったくわからない。

 

かれらは、日本の最高実力者を引きずり下ろすだけの力をもっている。

 

話し合いの結果だけが、3枚の議決書という紙で公示されるだけ。考えてみれば、これほど、秘密のベールに包まれた権力機構はほかにない、ともいえる。

 

それだけに、民意なるものの判断基準である、市民感情というものについて、つねにあらゆる角度から検証していく必要もある。

 

〔フォトタイム〕

 

歌舞伎座その3

立ち見席の切符を買うために、よくここに並びました。

 

 

昨晩のNHK「クローズアップ現代」は、<社会を変えるか 中国の“新人類”>だった。中国の“新人類”とは、いわゆるバーリンホーのこと。かれらの存在感は、いまや世界の注目の的である。そんなわけで、番組のほうもしっかりと拝見した。

 

80后(バーリンホー)」とは、1980年以降に生まれた人たちのこと。一人っ子時代の王子様、王女様たちの総数は、中国全土で2億人以上にのぼる。かれらの行動が、消費動向など中国社会で大きな影響力を発揮している。

 

なにしろ、バーリンホーが100円ショップで、100円の買い物をするだけで、なんと200億円になるのだ。

 

実際には、1000円から1万円、3万円、あるいは5万円以上の買い物をするのだから、すごい。

 

はは~ん、日本でいえば、若かりし頃の団塊世代のような存在ですな。

 

中国の新人類は、はっきりとモノをいい、堂々と行動を起こす。20代の女性が、地方政府の要職についていた。元裁判官だという女性が、行政の先頭に立つ。こういう例は、日本ではとても考えられない。

 

番組をみながら、日本は大丈夫だろうか、と思った。ひとりで弁当をたべる姿を他人にみられるのがいやで、トイレでこっそり弁当をひろげる学生がいるとか。

 

こういうトイレ族らが社会に出て、覇気のある中国のバーリンホーに伍してやっていけるのだろうか。

 

日本の若者よ、バーリンホーに怖気づくなかれ。

 

〔フォトタイム〕

 

歌舞伎座その2

あすが千秋楽。団十郎さんの「助六」、みたかったです。

 

 

スーパーへ行くたびに、いろいろと教えられることが多い。そのひとつ。スーパーによっては、マイバッグ(買い物袋)を持っていくと、代金を値引きしてくれるというのも知った。みていると、レジ袋をもらう人よりも、買い物袋持参組のほうが多い。

 

値引きの額そのものはスズメの涙だが、その効果は大きいと思った。地球温暖化や環境対策、あるいは資源の節約からもビニール袋は、なるべくなら最小限の量で済ませたい。そういうわけで、マイバッグはなかなかのグッドアイデアと感心した。

 

きょうの日本経済新聞夕刊で、スーパーの袋を大量に持って帰る主婦がいることを知った。おやおや、どうしてそんなことをするのだろう。

 

記事は、東京スター銀行が2040代の男女計1275人を対象に節約や家計に関する調査をした結果を報じたもの。男性が「妻にしてほしくない節約術」として多く挙げたのは、「スーパーの袋を大量に持って帰る」(541%)、「よほど汚れていない限り、風呂の水は2回使う」(446%)、「1円でも安いものを探してスーパーをはしごする」(41%)の順だった。

 

日本の主婦は、世界に冠たる節約家だと思う。その徹底ぶりには、頭の下がる思いがするけれど、スーパーの袋の持ち帰りだけは、ほどほどにお願いしたい。

 

〔フォトタイム〕

 

歌舞伎座その1

歌舞伎座は以前も紹介しましたが、あまりにも思い出が多いので、先日近くに用事があったとき、また撮ってきました。

 

 

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