4月14日、15日の深夜、NHK衛星第1で「マリリン・モンロー最後の告白」というフランスで制作されたドキュメンタリー番組が2夜連続で放映された。この録画をいま、やっと見終えた。ご覧になった方もすくなくないとは思うが、なかなか興味深い内容であったので、すこし紹介したい。
モンローは、1962年8月5日、ロサンゼルスで亡くなった。36歳であった。
早いもので、モンローの死から、もう47年近くも経ったのである。
薬物反応から自殺と判断されたが、モンローの身辺にはマフィアの陰がちらついていたので、犯罪の疑いが完全に消えたわけではなかった。
ジョン・マイナーという検察官も死因を疑ったひとりで、すぐにモンローの精神分析医だったラルフ・グリーンソンを訪ね、彼女について事情聴取をおこなった。
精神分析医のグリーンソンは、晩年のモンローをもっとも間近でみていた人物であった。
それから43年後の2005年、元検察官のジョン・マイナーが、ロサンゼルス・タイムス社に、モンローの声が40分間録音されたテープをもってきた。
番組はここからモンローの男性遍歴や結婚生活(大リーガーのジョー・ディマジオや、作家のアーサー・ミラー)や、精神分析医との関係などがドラマチックに展開されていく。
モンローと、グリーンソンは、やがて患者と医師の関係を越えてしまう。まとわりつくモンローから逃れるため、外国へ旅立ったグリーンソンの自宅にモンローは電話をかける。
留守電に延々と自分のことを話しつづけるモンロー。くだんの録音テープは、この留守電のこと。これが、最後の告白というわけだが、いちばん気になったのは、やはりケネディ兄弟との関係。
ニューヨークでひらかれたケネディ大統領の誕生パーティーに招待されたモンローが、悩殺スタイルで、ハピバスディトゥユーをうたうシーンは、ふたりの関係を暗示しているようでもあった。ちなみに会場に弟のロバート夫妻の姿はあったが、ジャクリーン夫人はいなかった。
〔フォトタイム〕
お台場その7
どことなく、ハワイの雰囲気です。