2008年07月

けさの産経新聞によれば、外務省経済局の男性職員(40)が、都内のホテルのセミスイートルーム(1泊5万2500円)に293日間も長期宿泊した代金、あわせて約1538万円を支払わず、ホテル側とトラブルになっているという。たまげた話である。

 

どこのテレビ局であったか、女性コメンティターがわけ知り顔に、「業務で泊まったならわかりますけれどねえ」なんて述べていたが、これにはあきれた。よしんば仕事のためであったとしても、一公務員が1泊5万2500円の部屋に泊まることは一日だって、許されない。

 

もちろん、自前で払うかぎりにおいては、110万円のスイートルームに泊まったところで、なんら問題はない。記事によれば、本人は謝罪し、「せめて金額を一般客室料金に」と値引き交渉をしているという。

 

外務省職員のたかりの構造を浮き彫りにする騒ぎだが、いくらなんでも、これは常識はずれだ。けさの朝日新聞によれば、この事務官の弁だと、かれはもともとホテルの経営者と知り合いで、「いていい」といわれたので、ホテル側のすすめで、セミスイートルームに泊まったという。

 

まだ伝わっていない事情があるのだろうが、もしこの職員のいう通りだとしても、豪勢な部屋にのうのうと長居していた感覚は、ふつうではない。自分は特別な人間なんだ、という意識があったのかどうか。それとも、ホテル側にもなにか目論見があったのか。

一般の感覚では、スイートというと、別格のイメージがあるけれど、常時空いているのは、スイート。そう考えると、スイートの長期滞在というのは、なんとなくわかってくる。つまり、この場合のセミスイートは、客よりもホテル側の都合でえらばれた可能性がたかい。

いずれにしても、家を出たこの職員の家庭の事情もふくめて、もっと詳細ないきさつを知りたいと思う。

 

〔フォトタイム〕

 

汐留芝離宮ビルディングその4

汐留芝離宮ビルディングは、汐留地区のいちばん南側になります。

あす、全英女子オープンが開幕する。ことしの女子ゴルフのメジャー最終戦。あすから4日間、英国南部のサニングデールGCでおこなわれ、アメリカを主戦場としている宮里藍、上田桃子らが出場する。

 

ご存じのように宮里は昨年夏以降、スランプに陥り、ファンを心配させた。さいわいことしに入って調子を取り戻し、優勝を狙えるところまで回復してきた。

 

宮里は、最近刊行した著書『I am here.「今」を意識に刻むメンタル術』(角川SSC新書)で、自分のスランプを分析している。宮里はいう。

 

<これまでずっと、「期待に応えたい」「優勝したい」と思ってやってきました。でも、いろいろな要素が重なり、2007年8月に放ったティショットの1打を境にして、わたしは自分のゴルフを見失い、大きなスランプに陥ってしまいました>

 

<自分でも何が起きたかわからず、泥沼にはまったように苦しみました。もうゴルフをやめないといけないのではないか、と考えたこともあります>

 

二度と思い出したくない、悪夢のような日々であったと思うが、宮里は、それを淡々と語っている。冷静に過去を振り返り、そのときどきを説明できるほどに、気持ちに余裕ができた、という証(あか)しでもある。

 

ほんとうによく耐えたと思う。全英女子オープンでの活躍を期待したい。

 

〔フォトタイム〕

 

汐留芝離宮ビルディングその3

汐留芝離宮ビルディングは、2006年6月に竣工しました。地上21階、地下3階。飯野海運と日本土地建物の共同ビルです。

ふだんはあまり使われないが、「女だてらに」という言い方がある。広辞苑によれば、女にも似合わず、女のくせに、という意味だという。用例として、女だてらに啖呵を切る、というのが出ていた。

 

けさの産経新聞によれば、28日夜、JR平塚駅の改札口付近で、パート従業員の女性(34)が、突然、ナイフを振り回して、通行人に切りつけたという。

 

とんでもない女通り魔の出現に、現場に居合わせた人たちも、さぞや驚いたであろう。6人が被害にあったが、さいわい軽傷であった。

 

こういう場合、「女だてらに、十徳ナイフなど持って」といった古風な言い方はしないほうがいいけれど、さて、女通り魔事件というのは、過去にあったかどうか。記憶をたどったけれど、思い浮かばない。

 

それにしても、どうも、ふつうではない。どこかで、なにかが、おかしくなっているのだろうか。

 

とはいっても、こういう事件が起きるたびに、社会のせいにする傾向があるけれど、ちょっと見方としてはイージーすぎる。まず、加害者を徹底に調べるところから、すべては始まるのだ。

ところで、アメリカのテネシー州では、27日朝、教会に男が乱入して散弾銃を乱射、9人が死傷したという(朝日新聞28日付夕刊)。動機はわからない。これまた悲惨な事件であるが、平塚の女通り魔事件といい、動機が不明というのが、いっそう不気味である。
 

〔フォトタイム〕

 

汐留芝離宮ビルディングその2

大通りを隔てた前方の右側はJR浜松町駅北口、左側が旧芝離宮庭園になります。

 

産経新聞で始まった連載「橋下徹研究」は、まだ2回目だが、大阪府知事にかんして初めて知ることがすくなくない。これから、どういうエピソードが出てくるのか、たのしみである。

 

テレビのコメンティターだった頃の橋下さんについては、良家のボンボンで、勉強しなくとも成績のいい秀才タイプ、という勝手な思いこみをいだいていたが、実際はずいぶんちがっていた。童顔なので、よけい坊ちゃんふうにみえる。

 

けさの記事によれば、橋下少年は、小学5年まで東京・渋谷区幡ケ谷の六号坂通りの商店街で過ごしたという。橋下家は、商店街の路地をすこし入ったところに間借りしていた。大家さんは質店。3階建ての1階は質店で、その3階に両親と兄妹の4人家族が暮らしていた。

 

幡ケ谷で、長男が橋下知事と同級生だったという女性(64)のコメントが紙面にでていた。短いけれど、当時の橋下家の状況をあますところなく伝えているので、引用したい。

 

「父親が早くに亡くなったことは、あとから聞いた。お母さんは育ち盛りの2人を抱え、それはもう大変だった。人なつこい橋下君は、商店街のみんなに育てられたようなものです」

 

けさの記事で感心したところは、ほかにもあるのだが、このなかの、「商店街のみんなに育てられたようなものです」に、大いに感動した。

 

これだけでも橋下知事の人柄が、なんとなくわかるが、2世の政治家にかんしては、こういうコメントがでてくることは、まずあるまい。

 

昔の政治家のなかには、たとえば渡辺美智雄氏とか、幼い頃から、苦労した人はいくらでもいた。現在、そういう人はめっきりへってしまっただけに、橋下知事の少年時代の記述に強い印象をうけた。

 

〔フォトタイム〕

 

汐留芝離宮ビルディングその1

いつの間にか、見慣れない建物が建っている。とにかく、東京の変わりようは、はげしいですね。JR浜松町駅北口近くの、汐留芝離宮ビルディングもそのひとつです。

 

けさの産経新聞の「談話室」(投稿欄)に、宇治市の森田一馬さん(自由業・41歳)がつぎのような文を寄せていた。

 

<花火大会を見に行くと、花火の写真を携帯電話で撮ろうと一生懸命になり、うまく撮れると歓声を上げ、連れの人と見せ合って楽しんでいる光景とよく目にします>

 

<そのお気持ちはよく分かりますが、本物の花火を目の前にして、携帯に気を取られ、小さな画面を介して見ているのはもったいないと思います>

 

たしかに、そういう人をみかけるし、わたし自身もその傾向がある。小型で操作がかんたん、フィルムの心配もないデジカメをもつようになってから、やたらに撮りまくっている。

 

せっかく風光明媚なところにいながら、撮影に夢中で、肝心の景色を肉眼でゆっくりみていなかったこともある。わざわざ現地まで行って、もったいない話である。

 

昔、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ行った。ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」がある教会である。現在は予約制で、撮影も禁じられていると思うが、当時は、予約なしで入館できたし、カメラもOKだった。

 

この教会で「最後の晩餐」をみていたとき、日本人のグループが入ってきた。そのなかのひとりの男性は、8ミリカメラをのぞきながら、入ってきて、隅から隅まで映し終えると、カメラをのぞいたまま出ていった。つまり、自分の肉眼では、一度たりとも「最後の晩餐」を鑑賞することはなかった。

 

なるほど、カメラ撮影には何度もみられるというメリットはある。しかしながら、現場にいるのにファインダーを通しての名画鑑賞というのは、まことに、もったいない話である。

 

〔フォトタイム〕

 

築地川銀座公園その7

こういう小さな公園というのは、なかなか立ち寄る機会がないものです。昼の部の歌舞伎座へ来たときは、ちょっとのぞいて下さい。

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