2008年05月

机にあった日本ケロッグが発行する栄養・健康情報誌「ケロッグアップデイト」No98をめくっていたら、「食事の摂取頻度が少ないほど、肥満傾向が高い――ポルトガルの青少年に対する研究」という記事が目についた。

 

調査の対象となったのは、ポルトガルの港町、ポルトの都市部にある8つの学校にかよう男子と女子生徒886人。身長と体重からBMI(体格指数)を算出し、運動と食事摂取の回数は、アンケートでたずねたという。

 

その結果、標準体重の生徒は食事回数が多く、むしろ肥満の生徒ほど、食事回数がすくない傾向がみられたという。また男子生徒では、朝食をたべ、運動を定期的におこなっている生徒たちの間で、もっとも肥満傾向が低いことがわかったとか。

 

<食事回数が多いほど、肥満傾向が低いというのは、すこし不思議なような気もしますが、3回の食事をきちんと摂取することに加えて、上手に間食をすることで、食べすぎを防いだり、栄養補給ができるとも考えられるのではないでしょうか>と記事にあった。とはいえ、やはり間食は、ほどほどがよいと思う。

 

〔フォトタイム〕

 

政策研究大学院大学その6

政策研究大学院大学は、静かな雰囲気ですが、隣の国立新美術館は、いつも賑わっています。

 

いま、日本はちょっとしたアフリカブームである。アフリカ開発会議が盛り上っている。アフリカ諸国からえらい人たちがたくさん来日して、福田康夫首相は、連日、応接に追われている。

 

日本が国際社会で、名誉ある地位を占めたいなら、もっとアフリカの人たちを大切にしなければいけない。日本のような資源に恵まれない国は、親身になってアフリカを味方にしなければいけない。

 

その点、中国は、機敏だ。早くからアフリカに巨万の富をつぎ込んでいる。胡錦濤主席も温家宝首相も直々にアフリカを訪問している。

 

アフリカへ行った人の話によると、中国はあちこちで立派な建物を建てたり、いたるところメイドイン・チャイナであふれているとか。日本もアフリカへのODAを倍にふやした。これからどんどん開発が進むと思うが、中国方式は避けたほうがよい。

 

中国方式というのは、中国人が大挙してアフリカにやってきて、あちらこちらを中国一色にしていくもので、一体、これはなんだと、評判がよくないらしい。要するに、肝心の現地の人たちは、およびでないのだ。これでは、あまり感謝されないだろう。

 

せっかく、巨額の資金を投入するのだ。アフリカの国民に直接恩恵がおよぼし、かつほんとうに喜ばれる方式を考えていただきたい。

 

〔フォトタイム〕

 

政策研究大学院大学その5

政策研究大学院大学の正面です。

 

どんな人でもひとつやふたつ、どこかにコンプレックスがある。当方も、ひとつやふたつにとどまらず、いくつもあるが、そのなかでも国際人に対するコンプレックスは、われながら思うたびに情けない。

 

語学ができない。海外留学をしていない。海外勤務の経験もないと、ないないづくし。友人、知人には三拍子揃った人たちがいて、羨ましいこと、このうえない。せめて英語でも話せれば、落ち込むこともないのだが、さりとていまさら勉強する気はないのだから、まったく処置なしである。

 

最近、茶道裏千家の16代家元、千宗室さんが、『自分を生きてみる――一期一会の心得』(中央公論新社)を刊行された。禅や茶道の教えをもとに、日本人の生き方や心構えを茶室でやさしく語り聞かせてくれるような本で、一気に読んだ。後半、思いがけない一節に出会って、長年のひがみ根性もゆるんで、気分がやわらいだ。家元はいう。

 

<国際人ってなんでしょう?普通は、英語がぺらぺらで、単身でも海外に行って仕事が出来る。外国の大学に留学経験がある。外資系の企業に入社する。そんなイメージではないでしょうか>

 

<でも、私の考えは違います。本物の国際人というのは、自分の生まれた国のことをよく知っている人間。それこそが、国際人>

 

<たとえば、「みどり会」(茶道留学生の会)に留学してきている外国人研修生。私は偉いと思います。ずっと昔から、「みどり会」の人たちというのは、自分の国の文化をしっかり学んだうえで、日本に来るのです。そのうえで日本の文化を学ぶから、異文化の比較が出来るわけです。政治や、経済活動や、生活習慣、ものの考え方、いろんなことを比較出来るのです>

 

たしかに、多くの日本人は、日本のことをあまり知らずに、外国を飛び回っている。昨今は、日本の文化にくわしい外国人がふえているので、これはまずい。ある程度のことは、知っておきたい。本格的に日本を知るには、それなりに勉強しなければならない。語学もダメ、日本のこともよく知らないというのでは、話にもならないが、いずれにしても、そうかんたんには、国際人にはなれない、ということだ。

 

〔フォトタイム〕

 

政策研究大学院大学その4

政策研究大学院大学には、たくさんの外国から留学生が学んでいます。教員71人、職員52人のコンパクトですが、行政の中枢を担う人材を養成しているので、存在感のある大学といえましょう。

 

バーチャルウオーターということばをご存じだろうか。たとえば、目の前に一個のハンバーガーがあるとする。このハンバーガーをつくるために、一体、どのくらいの水が必要か。それを計算してはじき出したのが、バーチャルウオーター。日本語では、仮想水と訳している。

 

昨晩のNHK「クローズアップ現代」のテーマは、「地球の水は人を救えるか」であった。アメリカやオーストラリアの深刻な農業用水の不足、枯渇などを報じた番組で、45グラムのハンバーガーをつくるには、900㍑の水が必要という計算が紹介された。

 

細かな説明がなかったが、どういう計算法なのか。参考までに日本経済新聞5月11日付朝刊の記事を引用してみたい。

<牛丼1杯がペットボトル(1・5㍑)1260本、コップ1杯の牛乳が73本の水を消費する(略)。特に水の消費量が多いのは牛丼だ。牛肉は牛が口にする飲料水のほかに、エサとなるトウモロコシなどの農作物の栽培にも大量の水が必要になるからだ。牛1頭育てるには6540トン、牛肉1㌔㌘では約20トンの水が必要となる>

 

食料自給率39%の日本は、大量の食料を輸入している。言い換えれば、生産国の膨大な量の水資源を消費している、ということでもある。「クローズアップ現代」によれば、アメリカからのバーチャルウオーターの量は、288億トンにものぼるという。

 

オーストラリアの農業用水の枯渇はほんとうにすさまじく、牧場がどんどん消えている。農業用水が商品として取引され、水価格が高騰している。いずれ、これは牛肉の価格に転嫁されて、日本の食卓をおびやかすにちがいない。水を湯水のごとくつかう時代は去ったのだ。

 

いまや、人類を救うのは、海水しかない、という時代が、すぐそこまで来ている。海水を淡水にする日本の最先端技術が、スペインなどの農業をサポートしているが、大量の電気を消費するのが欠点。そのエネルギーとして化石燃料が使われているので、これが問題化している。ここを新エネルギー技術の開発、導入で早くクリアしてやることが、水の消費国日本に求められている使命といえよう。

 

〔フォトタイム〕

 

政策研究大学院大学その3

政策研究大学院大学の目的のひとつに、エリート公務員の養成があります。現役の官僚、都道府県や大都市の公務員が在籍しています。国立新美術館のほうから撮りました。

けさの産経新聞によれば、自民党の野田聖子元郵政相は26日、福岡市で講演し、「私自身が仮に総裁選に出る資格を得るとするならば、明治時代の固定化した家族像を押し付けている民法を改めることによって、男性も女性も堂々と生きていける社会をつくりたい」と述べ、将来の総裁選出馬に意欲をにじませたという。

 

政治家であれば、だれしも究極の目標は、内閣総理大臣。なれるかどうかはともかく、政治家がそういう意欲をもつことは、大切だ。野田さんのバックには、古賀誠氏がいる。古賀派は、谷垣派を吸収して派閥ランキング第3位の勢力となった。古賀氏が、うまく取り込んだ谷垣政調会長を自派の総裁候補とすることに消極的なのは、周知の事実。こういう状況もふくめて、次はムリにしても、野田さんに総裁候補となれる可能性がないわけではない。

 

もうひとり、総裁候補となるかもしれない女性政治家がいる。小池百合子さんだ。小池さんも、やる気十分のはず。現在は自民党ではないが、田中真紀子さんも、かつては有力候補のひとりであった。

 

『正論』平成14年6月号に、<野田聖子VS小池百合子対談>が載っている。当時、田中真紀子さんはすでに外相を辞任していたが、ふたりは、「もう何が何だか、わかりません。外相としても、議員としても」(小池さん)、「やっぱり違う人なんですよ」(野田さん)と、手厳しい。もっとも、もし田中外相が実績をあげていたら、親子首相誕生の可能性が高かった。そういう意味で、両氏にとって、ライバルの外相失格は、プラス要因となった。

 

もし自民党総裁選が「野田聖子VS小池百合子」になれば、話題を呼ぶことはまちがいない。民主党にとっては、一大事。ひょっとしたら、田中真紀子さんの担ぎ出しをはかる動きが出るかもしれない。そうはいっても、そもそも自民党総裁選が「野田聖子VS小池百合子」になる確率は、ほとんどゼロに近い。ただ、政界は、一寸先が闇、というから、確率ゼロというわけではないし、ひょうたんからコマということもある。

 

〔フォトタイム〕

 

政策研究大学院大学その2

政策研究大学院大学の所在地は、港区六本木7-22-1、国立新美術館(黒川紀章氏設計)の真向かいにあります。この写真は、国立新美術館の前から撮りました。

↑このページのトップヘ