2006年03月

 

1億円ヤミ献金事件で被告となった元官房長官、村岡兼造さん(74歳)にきのう、東京地裁は無罪をいい渡しました。村岡さんは、ハンカチで何度も涙をぬぐったそうです。

 

 

1億円という大金が、旧橋本派の政治資金収支報告書に記載されていなかったのは事実です。つまり明確な法律違反があったにもかかわらず、政治家がひとりも罪を問われないというのは、考えてみればおかしな話ですね。

 

 

だからといって村岡さんの無罪判決に、異議申し立てをするつもりはありません。むしろ、やっぱり、あの人の真剣な気持ちが裁判長に通じたのだろうな、と、思いました。

 

 

旧橋本派幹部のなかで、村岡さんだけが起訴されました。アレッ、これは一体、どうしたことなんだ、と、思った人は多かったはずです。

 

 

1億円ヤミ献金事件の新聞記事は、欠かさず切り抜いてきました。そのなかには村岡さんが、法廷で号泣した、という記事もありました。なんで、オレだけが、という憤まん遣る方のない気持ち。それが、ひしひしと感じられました。

 

 

すっとぼけたような他の政治家の証言とちがって、村岡さんの法廷での言動には誠意があったにちがいありません。

 

 

裁判官は情に左右されてはいけませんが、今回の場合、情もまた判断材料のひとつになったようにも思えます。

 

 

産経新聞によれば、川口政明裁判長は、判決理由朗読後、村岡さんにこう語りかけたそうです。

 

 

「長い間、ご苦労さまでした。今回の事件の関係でパソコンを覚えられ、随分上達されたようですね。この先、これを使わなくてよければ、それに越したことはないと思います」

 

 

「いま、ちょうど桜がよく咲いています。これから先どうなるかわかりませんが、せめてきょう今晩ぐらいは平穏な気持ちで、桜を楽しまれたらいかがでしょうか」

 

 

記事によれば、このことばに村岡被告は「ありがとうございました」と、ふたたび涙をみせたとか。まさに、春爛漫の心境でしょう。

 

 

もっとも、逆に、桜散る、の複雑な気持ちになった人たちは、東京地検もさることながら、いま中国にいる橋本龍太郎さんをはじめ、永田町にも少なくないはずです。

 

 

 

(3月31日のアクセス数1451件)

〔フォトタイム〕

 

 

満開

 

 

千鳥が淵の桜です

 

きのう、文部科学省は、来春から使用される高校教科書の検定結果を発表しました。

今回も、南京事件の犠牲者数を20万人以上とか、30万人以上とかする説を紹介した記述が合格したそうです。

いうまでもありませんが、これらの数字はまったく根拠のないものです。生徒たちに誤解を与えるのではないかと、心配になります。

教科書検定からは離れますが、関東大震災のとき、流言飛語の犠牲になったといわれている朝鮮人の数も、再調査の必要があります。

たしか「3人」説から、「6000人以上」説までの幅があったと記憶しています。

歴史の真実を、後世にできるだけ正確に伝える。これは、いつの世でも、生ある人間のつとめだと思います。

東京の桜は、満開になりました。きのうは、全然、見る機会がありませんでした。まあ、桜は満開だけにあらず。

けさの朝日新聞に、民間の気象会社「ウェザーニューズ」が実施した桜についてのアンケート結果が出ていました。それによると、桜の好きな姿は、①桜吹雪、②満開、③散り始めの順だったそうです。

あの散り際の桜吹雪といい、日本人の多くは、滅び行くものの美学に魅了されているようです。

(3月30日のアクセス数1291件)

〔フォトタイム〕

夜桜

3月28日夕刻、靖国神社から千鳥が淵へ回って撮りました。

 

 

きのうの夕暮れ、思い立って九段の靖国神社へ行ってきました。

 

 

 

お隣の千鳥が淵は、この夜からライトアップが始まったので、たいへんな賑わいでした。

 

 

 

道路をへだてた靖国も夜店がずらりと軒をつらね、早くも盛りあがっている花見の宴もあちこちにあって、華(はな)やいだ雰囲気につつまれていました。

 

 

 

参道で、猿回しが人気を呼んでいました。お猿さんをあやつるのは、若い女の子。外国人が、興味津々、眺めていました。

 

 

 

4月7日は、奉納大相撲。そのあと、プロレスがくるというポスターもありました。

 

 

 

厳粛な神域と遊びの場。境内は、聖と俗がちゃんと融合して、いささかも違和感がありません。

 

 

 

なんだか、微笑(ほほえ)みたくなる光景です。

 

 

 

こういう靖国の風景を、しかめっ面の中国共産党幹部諸氏がみたら、こりゃなんだ、と、アゼンとするんじゃないか。そう思ったら、おかしくなってきました。

 

 

 

昭和20年(1945年)416日、沖縄本島周辺で特攻戦死した加藤啓一・海軍少尉(21歳)の遺詠を2首(靖国神社社務所編『英霊の言乃葉』より)。

 

 

 

うぐひすも春風吹かば鳴くものを

なぜに此の身は春を待てぬや

 

 

 

散りて行く我が身なりとは知りながら

蝶ぞ恋しき春の夕空

 

 

(3月29日のアクセス数893件)

 

 

 

 

〔フォトタイム〕

 

 

 

 

賑わう境内

 

 

 

英霊を祀(まつ)る社(やしろ)である靖国は、昔から庶民のたのしみの場でもありました。

 

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きょうも桜の話です。

 

 

 

 桜の下に人あまたつどひ居ぬ

 なにをして遊ぶならむ。

 われも桜の下に立ちて

 みたれども

 わがこころはつめたくして

 花びらの散りておつるにも

 涙こぼるるのみ。

 

 

 

萩原朔太郎の「桜」の前半部分です。桜は、見る人々に、さまざまな感情をよび起してくれます。

 

 

 

潔(いさぎよ)さ、艶(あで)やかさ、儚(はかな)さ。桜のオーラには、いつも圧倒されます。

 

 

 

「ことしも、桜が見られた」という、そのこと自体に強い感動を覚える人もまたおられるでしょう。桜は、どうやら日本人の生きる証(あかし)でもあるようです。

 

 

 

ライトアップの時代は、夜桜の魅力をどんどん高めています。

 

 

 

夜桜や老いて妖しき夢をみる 清水基吉

 

 

(3月28日のアクセス数1527件)

 

 

 

 

〔フォトタイム〕

 

 

 

永代橋の桜

 

 

 

隅田川にかかる永代橋を渡るとき、橋のたもとに桜をみつけました。

 

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