ロシアのプーチン大統領はクリミア半島を併合する際、場合によっては核兵器を使うために準備を進めることを検討していたと、テレビのインタビューで明らかにした。

 恫喝だと思う。

 プーチンに限らず、世界の指導者クラスになれば、自分が後世の史家にどう評価されるかを気にしている。

 世界で最初に核兵器を使用したのはトルーマンだが、トルーマンについで二番目に核兵器を使う指導者はトルーマンとは比較にならない批判を浴びるはずだ。そのことをプーチンは知らないわけがない。

 決して使うはずはないと思う。しかし、使うかもしれないと思わせるところに、核兵器の威力を感じる。北朝鮮が核開発に血なまこになるはずだ。

自分では高所恐怖症だと思っている。それに気づいたのは、ずいぶん昔になるが、パリのノートルダム大聖堂のてっぺんにのぼったときだった。下を見て足がすくんだ。

 以来、自分は高所恐怖症にちがいないと勝手に思い込んでいる。したがって、高層マンションに住みたいと思ったこともない。ほんとうは見晴らしがよくて、快適な生活が可能なのだろう。ただ、火事が怖い。

 けさの午前8時半頃、千代田区西神田で区の複合施設「西神田コスモス館」(25建て)の20階から出火した。黒い煙があたりにたちこめた。住民の恐怖はいかばかりであったか。さいわい、早く消火にあたって大惨事をまぬがれた。

 非常時には、エレベーターはとまる。階段を下りるというのは、けっこうたいへんだ。だから、高層マンションに住む人たちは、ふだんから足腰を鍛えておいたほうがよい。ときにはエレベーターを使わずに、下まで降りるトレーニングも必要だ。

 

 中国は共産国家だという。そして主席の習近平はコミュニストだという。果たして、そうだろうか。マルクスが生きていたら、中国は共産国家だとか、習近平はコミュニストだとか、そんなことは認めなかったであろう。

 「なにが、コミュニズムだ。あの男の考えというのは、民族主義にすぎない。いや、ひょっとしたら、貴族主義かもしれないよ。なぜなら、いまキツネ狩りに夢中というじゃないか。イギリスを見るまでもなく、貴族たちはキツネ狩りが大好きなんだよ」

 こうマルクス先生がおっしゃったわけではないが、習近平主席が目下キツネ狩りに夢中なのは事実である。ただし、この場合のキツネは人間、もっと具体的にいえば、海外に逃亡した中国の汚職官僚のことである。
 習近平政権の汚職摘発作戦は、とどまるところを知らない。これからも取り締まりの手をゆるめることはあるまい。なぜなら、これしか中国共産党政権が生き延びる道はないからである。
 しかし、汚職役人の側も手をこまねいて傍観しているわけではない。かれらの一部はすでに家族と莫大な資産をたずさえて海外へ逃れている。その数、ざっと2万人前後。かれらが持ち出した資産は天文学的な数字になる。習近平政権は海外に逃げた汚職官僚をキツネと呼ぶ。要するに習近平のキツネ狩りとは、海外へ逃げた汚職官僚の摘発のことだ。
 中国のキツネたちが好む逃亡先は、アメリカ、カナダ、オーストラリアの3か国だという。いや、ひょっとしたら、日本にも中国のキツネたちがけっこうたくさん潜んでいるかもしれない。なにしろ、いまは日中関係がよくないうえ、日本は隠れ家に事欠かないからだ。









 


 


 


 

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